阪急電車のあらすじ
冒頭の舞台はおしゃれなカフェ。
阪急電車 片道15分の奇跡より
イードジャケットの似合う女性が憤慨している風景から始まります。
32歳の事務員の高瀬翔子は婚約者の羽田健介との結婚話が進んでいたはずなのに、ある日突然彼から別れ話を切り出され驚きます。
元は翔子の会社の同僚でもある健介は後輩の小峰比奈子を妊娠させ、比奈子と結婚すると告げます。
「ごめんなさい翔子先輩。」
と言いながらおずおずと母子手帳を見せる比奈子に翔子は
「は?あんた私と婚約中にこんな女と浮気。しかも生で?」
と翔子は憤慨します。
周囲にも三人の置かれた状況がわかるくらい大声で怒りを撒き散らす翔子に、健介はこう言い放ちました。
「大丈夫やろ?泣かへんしお前は。この子は大丈夫やないんや。俺がおらんと」
この一言に全てを理解した翔子は自分と別れるなら、二人の披露宴への招待してほしいと言います。
そして二人の披露宴に、花嫁かと見間違える程美しい白いドレスを着て出席しました。
翔子のドレス姿に周囲からは
「わざと?」「嫌み?」
と注目を浴びますが翔子は気にしません。
披露宴で花嫁以外の人が白い服を着るのはいけないことであることは知っていたけれど、敢えてそれでも白いドレスを着ることが翔子なりの復讐でした。
阪急電車 片道15分の奇跡より
披露宴会場から引き出物の入った袋を手に提げ、宝塚南口駅からに電車に乗ってきた翔子は、さっきまでの自信満々な姿から一転、自分のしたことの卑しさに胸を痛め、白いドレス姿そのままで泣いていたのですが、そこへ萩原時江が声をかけました。
「撃ち合いの成果はどうだったの?良かったら話してみない?」
時江は翔子の心意気を認めますが、翔子の顔色がよくないから小林駅で休めと言います。
そんな翔子と時江のやりとりを見ていた大学生の森岡ミサ21歳は、普段から些細なことに怒り暴力を振るうカツヤのことが怖いと思いつつ、どこの恋人もこんな風なんだろうかと悩んでいました。
二人は同棲する物件を探しに出掛けていた途中だったのですが
「ミサが結婚式で花嫁以外の人が白い服を着たらいけないのが常識。カツヤの今の服装でも結婚式には行けないんだよ。」
と話すと、カツヤの逆鱗に触れてしまい電車内で大声でミサを怒鳴り、突飛ばします。
次の駅で降りてしまったカツヤを追い掛けたミサですが、擦りむいてしまった足の痛さにその場にしゃがんでしまいました。
そこへ時江がやって来ます。
「つまらない男ね。やめときなさい」
時江の一言に、ミサは驚いて顔をあげます。
人はそれぞれやりきれない気持ちを抱えて生きている。
電車に揺られるあの人もこの人も。
少しだけ、立ち止まったらまた歩き出そう。
阪急電車に乗る様々な人をめぐるハートウォーミングストーリー。
阪急電車の感想!
★30代男性 fuさんの感想 ★★★★☆
元になっているのは有川浩による連作短編小説集になり、三宅喜重監督によって実写化されています。阪急電鉄今津線の宝塚駅から西宮北口駅までの僅か15分間の走行時間と8つの停車駅の間に積み込まれていく、様々なエピソードが見どころです。無関係に見えていた乗客たちの運命が、時折交錯していく展開に引き込まれていきました。
★20代男性 むーはんさんの感想 ★★★★☆
まずこの映画を見たきっかけとした戸田恵梨香と有村架純が好きだったことがあります。それと関西人メインなので、関西出身の自分としては関西弁がいい感じでした。芦田愛菜ちゃんは、やっぱ天才子役だなと思うし、有村架純さんはやっぱり輝いているなと思いました。ちょい役だけど大杉連さん、相武紗季さん、森田涼花さんなど、豪華なキャストの方々がそろっているところも魅力です。悪人が出てこない岡田ワールドは、観ていて安心しますし自分はモヤモヤするのが嫌いなのですがあまりストレスなく見れました。
★50代女性 jackさんの感想 ★★★★☆
心がぽっと温かくなるような作品です。偶然同じ車両に乗り合わせた人々が関わることによって起きるさまざまな展開が新鮮でした。普段なかなかないことですが、自然な流れにいつのまにか話に引きこまれます。胸がスカッとするシーンもあり、なるほどと思うところがあり、そしてほっこりします。原作の雰囲気も程よく残っています。キャストも豪華で有村架純は初々しく関西弁も可愛いらしいです。中谷美紀も綺麗でした。豪華な俳優陣が電車という舞台で演じる人生の岐路に温かい気持ちになります。ゆっくりとまた観てみたくなりました。
★30代女性 もちこさんの感想 ★★★★☆
とにかくはじまりが、ほんとうにドキドキしますね。花嫁姿なのも、グッド。さくさく話しも進むし、次はどんなだろうと、展開も楽しめます。いつも乗っている電車なので、親近感もあり、そんな電車での物語に心動くこと間違い無いと思いますね。地元愛をかんじる一コマなんかもありますね。みていてほっこりする、誰かと話したくなる映画ですね。
★20代女性 めめさんの感想 ★★★★★
阪急電車は最寄りでいつも使っているのでそのなかでのストーリーはとても惹きつけられました。電車の中で他人に話しかけるなんてなかなかない状況でのストーリー展開は関西圏の雰囲気が出ていてそれでも内容は日本全国でありうるもので、共感が出来とても心が温かくなる映画です。関西人には共感出来る内容でとてもオススメです。
★20代女性 かおりんさんの感想 ★★★★☆
この阪急電車が実際に通っているところに以前住んでおり、かなり親近感が湧いたから。一つの電車を通して、そこに乗り合わせた人たちが少しずつ関わっているのが面白いです。失恋した女性、うまくいかない恋愛、人間関係に悩む主婦、自分も誰かに共感できるような物語です。特に派手な事件や出来事は起こりませんが、優しく温かい気持ちになれる映画です。
★20代女性 スガさんの感想 ★★★★★
毎日何気なく使用している電車で知らないうちに出会いお互いを助け合っているところがとても素晴らしいです。特に、結婚を約束していた彼氏を略奪され、2人の結婚式に真っ白なドレスを着て出席していた女性の話がとても面白かったです。結婚式を途中で抜け出し、電車に乗った女性が同乗していた老婦人から前向きになる言葉を貰って女性として、また1人の人間としてもっと磨いて行こうと決断した場面は涙が出ました。働く女性、悩みがある女性にはオススメのえいです。
★30代女性 トウコさんの感想 ★★★★☆
オムニバスで色々な人生模様、恋愛観が見られるので面白かったです。阪急電車に親しみがある方はもちろんのこと、知らないという方でも楽しめる映画でした。特にウェディングドレス姿の中谷美紀さんの美しさ、当時まだまだ子役だった芦田愛菜ちゃんの演技、また、谷村美月さんと勝地涼君のカップルのコミカルな演技もとても楽しかったです。
★20代女性 chinさんの感想 ★★★★★
有川浩さんの原作の小説が好きだったので観てみましたが、原作の雰囲気のまま映像化されていてよかったです。色々な人の人生が阪急電車という短いローカル線の路線の中で交差して、少しずつ関わって影響しあっているところがほっこりとして心温まります。思わずホロッとくるエピソードが織り込まれた、素敵な映画だと思います。
★30代女性 うどんさんの感想 ★★★★☆
登場した人物が、後から別のところで再度つながったり、小さな日常生活の中で色んなドラマがあると感じられる映画です。実際にその沿線に行ってみたくなるような不思議な感覚になります。宝塚駅から西宮北口駅まで行き、再度折り返しで物語がスタートするのも面白いと感じました。
★20代女性 まゆさんの感想 ★★★★★
阪急電鉄の利用者がお互いの人生にちょっとだけ踏み入れて、お互いを思いやる気持ちが心あたたまる。後輩に彼氏を取られたOL、ママ友たちの仲間の輪についていけない主婦、恋愛ベタな大学生、孫連れのおばあさん、DV彼氏をもつ彼女、いじめられてる高校生、など、自分の年齢に重ね合わせて見れるので、幅広い年代の方に共感できる作品だと思う。5~6回みてますが、何度みても、花嫁姿で元カレと後輩の結婚式に参加する女性が帰りの電車で帰るシーンに胸が痛くなる。傷つきながらも、前を向き成長する人の姿に感動します。
★20代女性 がちゃみさんの感想 ★★★★★
阪急電車に乗っているいろんなお客さんのストーリーがあって、1本の映画にいろんなお話があったのであっという間に感じました。この作品で1番印象的だったのは、恋人が浮気しその相手が妊娠したから捨てられた中谷美紀がその2人の結婚式に真っ白なウエディングドレスで参列したシーンです。その姿を見た2人は一生忘れられないだろうなと思って少しすっきりしました。
★50代女性 ゆうさんの感想 ★★★★★
人気作家有川浩の作品を映画化された作品です。オムニバス形式です。阪急電車宝塚線で繰り広げられるお話です。婚約者に二股かけられた女性電車内で知り合う会社員の二人ダメンズと付き合っている彼女。孫がいるおばあさんがうるさいグループばばぁと立ち回るお話。そのグループに居心地が悪く中々抜けられない中年の女性。様々に交差する優しい強い人々の素敵な映画です。
★30代女性 ハリネズミさんの感想 ★★★★☆
阪急電車という15分しかないローカル線で起こる心温まる物語がたくさん詰まった作品でした。誰もがやるせない思いを持っている。そのやるせない思いをただ同じ電車に乗っているというだけの他人に話す事で救われたり、同じ電車で出会って恋に落ちたり。観終わったあとに、心がぽっと温かくなる大好きな映画です。
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