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レ・ミゼラブル フランス語の意味は?
レ・ミゼラブルのフランス語の意味は
「悲惨な人々」
「哀れな人々」
という意味のようです。
レ・ミゼラブルのあらすじ。
1815年トゥーロンの刑場で、男たちが波をかぶりながら船を曳いている。
彼らは囚人だ。
その中に怪力を誇る男がいた。
姉の子が飢えていたのを見かねてパンを盗んだ罪で19年もの間投獄されたのだ。
彼は本日、仮釈放を迎える。
彼―ジャン・バルジャン(ヒュー・ジャックマン)は、現場を監督する警察官・ジャベール(ラッセル・クロウ)に反抗的な態度を取ったことで目をつけられる。
自由の身となったバルジャンだが現実は甘くなかった。
脛に傷もつ身に、世間は冷たい。
しかし、疲れ果てたところに救いの手が延ばされる。
ミリエル司教(コルム・ウィルキンソン)である。
腹を空かせたバルジャンを招き、食事とワイン、そして一夜の寝床を与えた。
夜中、バルジャンは動き出す。
食事中に目ざとく金目の物を見出したバルジャンは銀器を数点盗み、高飛びを決め込んだ。
早々に憲兵に発見され、暴行され、司教の前に突き出されるバルジャン。
しかし、司教は憲兵に彼は自分の客人であり、彼が持っていたものは自分が与えたものだと伝える。
更にはバルジャンに1対の高価そうな銀の燭台まで与えたのだ。
親し気に、彼のことを「兄弟」と呼んで。
ただし、司教はバルジャンだけにこう告げた。
「この銀を使って正しい行いをするように、正しい人になるように」
と。
バルジャンの価値観は壊された。
目には目を。
これが彼の知る生き方だった。
司教のような生き方をする人間を、彼は知らなかった。
バルジャンは名を捨て、新たな人生をやり直すことを決意する。
1823年、モントルイユにて。
庶民は貧しい生活を余儀なくされている。
その中で、一際大きな縫製工場があった。
そこでは多くの女工が働いている。
ファンティーヌ(アン・ハサウェイ)もその一人だ。
しかし、この日状況が一変する。
一人娘のための金を送れ、と預け先から催促が来たのだ。
女工の給金は決して高くない。
それなのに仕送りができる。
ファンティーヌは特に優れた技術などを持っているわけではない。
ただ、若くて美しい。
つまりファンティーヌは隠れて夜に―。
他の女工達から反発を受け、誤解だと言っても聞き入れられない。
散々口説かれていた現場監督を思わず平手打ちしてしまったファンティーヌは、工場を追われる。
市長でもあり工場長も兼ねる人物に助けを求めようとするものの、彼は赴任してきた警察官の相手でそれどころではない。
その市長こそがバルジャンであり、警察官こそがジャベールだった。
バルジャンは内心穏やかではない。
ジャベールもバルジャンの顔に見覚えがある気がするが、確信が持てない。
行く当てのないファンティーヌは、場末まで流れる。
娘のために自慢の髪のみならず歯まで売った。
それでも足りない。
追い詰められたファンティーヌはとうとう売春に手を染める。
どんどん体を病んで落ちぶれていくファンティーヌ。
嫌な客とトラブルになった時に警官が出動する騒ぎとなってしまった。
陣頭指揮をとるジャベールに、自分が逮捕されれば娘が死んでしまうと訴えるファンティーヌ。
法と秩序が神の意思であり、正義であると固く信じるジャベールは耳を貸さない。
そこに現れたのはバルジャンだ。
バルジャンは見るからに弱っている彼女を半ば強引に入院させた。
市長がバルジャンではないかと疑うジャベールの元に一通の報告が届く。
なんとバルジャンが逮捕されたというのだ。
つまり市長は別人…。
無礼な誤解をしていたことを市長に謝罪するジャベール。
しかし、「ジャン・バルジャン逮捕」の報告で最も動揺したのは他でもないバルジャン本人である。
逮捕されたのは別人だ。
これで自分は権力の追及を免れることが出来る…。
しかし、別人に罪を被せてよいのか…?
口を拭うのが神の御心に沿うのか…?
しかし、自分が逮捕されれば多くの工員たちが路頭に迷う…。
逡巡するバルジャンを、1対の銀の燭台が静かに見つめる。
覚悟を決めたバルジャンは法廷に乗り込み、自分こそが
「ジャン・バルジャンである」
と名乗りを上げる。
追われる身となったバルジャンは、ファンティーヌを見舞う。
彼女は半分幻覚を見ながらもたったひとりの愛娘・コゼットをバルジャンに託す。
安心しきった母親は、ついに力尽きた。
ファンティーヌの死を悼む間もなく、ジャベールがやって来る。
必死の抵抗をするバルジャンは、辛くもジャベールの手を逃れることに成功する。
ファンティーヌの遺児を探していたバルジャンは、暗い森の中に佇む少女を見つける。
やせっぽっちでボロ服をまとった少女。
彼女こそがコゼットだった。
バルジャンはコゼットを虐待し女中のようにこき使っていた、ぼったくり宿屋の主人・テナルディエ夫妻(夫:サシャ・バロン・コーエン、妻:ヘレナ・ボナム=カーター)に、大金を払うことで彼女を奪還する。
母以外から丁寧に扱われたことのないコゼットは、優しいバルジャンをすぐに
「パパ」
と呼ぶようになる。
拾った馬車の中で、バルジャンに全身を預けて眠るコゼット。
そのぬくもりと確かな重みに、バルジャンは生涯をかけてコゼットを守り抜くことを決意する。
ジャベールは諦めない。
コゼットを抱えたまま驚異的な身体能力で逃げ回るバルジャン。
修道院に忍び込むと、人に見つかってしまった。
だが、彼はバルジャンに敬意を示す。
かつて馬車の下敷きになっていたのを、バルジャンが救い出した男だ。
男によって二人は匿われ、ジャベールの追跡から逃れることができた。
1832年、パリ。
街には貧民が溢れ、革命の機運が高まっている。
民衆の前で革命の必要性を訴える青年が二人。
アンジョルラス(アーロン・トヴェイト)とマリウス・ポンメルシー(エディ・レッドメイン)だ。
街の片隅では身なりの良い紳士が、娘を連れて貧民に施しをしている。
貧民の中にはあのテナルディエ夫妻の姿もある。
彼らは紳士の正体―ジャン・バルジャンに気が付き、ひと悶着起こす。
ジャベール率いる警察が到着し、事情を聴取しようとすると紳士は娘とともに消えていた。
バルジャンがパリにいると確信したジャベールは再び逮捕に執念を燃やす。
テナルディエ夫妻の娘、エポニーヌ(サマンサ・バークス)はマリウスに片思いをしており、いつも彼の後を追いかけている。
偶然この騒動を目撃したエポニーヌは、紳士が連れていた娘の正体に気が付く。
かつて一緒に暮らしていたコゼットだ…。
その独り言をマリウスは聞き逃さなかった。
マリウスはコゼット(アマンダ・サイフリッド)と一瞬目があった。
そのような気がしていた。
天使のようなその姿に、その瞬間夢中になっていた。
エポニーヌの気も知らず、コゼットの居場所を探し出すように頼むマリウス。
了承するエポニーヌ。
マリウスは革命をたくらむ学生仲間たちの元に到着すると恋をしたと打ち明けるも、アンジョルラスに諭されて革命の準備に集中することに一旦落ち着く。

一方、コゼットはかつてない胸の高鳴りに身を焦がしていた。
愛情深い父親と特に不自由なく暮らしてきたが、どうにも物足らない
「何か」
があった。
それが、今日埋められそうだ。
やすやすとコゼットの居場所を突き止めたエポニーヌはマリウスを案内する。
コゼットしか見えていないマリウス。
庭先で二人はフェンス越しに再会を果たす。
たどたどしくも誠意のこもった愛の言葉を交わす二人。
胸を抉られるような気持で、エポニーヌは見守ることしかできない。
そこへテナルディエが復讐すべくゴロツキ仲間を連れてやってきた。
エポニーヌは必死で止めようとする。
マリウスが大事にしている女の子がいるから…。
エポニーヌが上げた悲鳴で一味は退散し、マリウスも場を離れる。
不穏な空気に、ジャベールに見つかったのではないかと考えたバルジャンは、イギリスに渡るとコゼットに伝える。
コゼットは悲嘆にくれながらも受け入れるしかなかった。
日が明けて。
民衆の味方であったラマルク将軍の葬儀がしめやかに執り行われる。
街道を埋め尽くす民衆に、警察は警戒を強める。
しかし、一人の憲兵が女性に発砲したのを皮切りに、マリウスたち学生を中心にバリケードが形成される騒ぎとなった。
ジャベールは、混乱に乗じてバリケードにスパイとして潜り込んだ。
偽りの情報を流そうとするも、最年少の少年・ガブローシュに正体を見破られ、拘束される。
一方のバルジャンはコゼットと恋仲になった青年が危険なバリケードにいると知って、単身で向かう。
ジャベールの件があって最初は疑われたものの、功績をあげて学生たちの信頼を得たバルジャン。
ジャベールの処遇を任されるも、
「殺せ」
と叫ぶジャベールの縄を解き、釈放する。
そして、バルジャンは疲れはてたマリウスを救ってほしい、彼を家族の待つ家へ送り返してほしいと、神に祈りを捧げる。
バリケードはすぐに陥落した。
エポニーヌはマリウスをかばって死んだ。
不足した銃弾を集めようと前に出たガブローシュも、撃たれて死んだ。
学生たちも次々に倒れた。
マリウスも生死の境をさまよう大怪我を負った。
しかし、バルジャンは下水道を通ってマリウスを必死に連れ出そうとしていた。
途中、テナルディエの妨害もかいくぐった。
やっと地上だと思ったときに待ち構えていたのは、ジャベールだ。
バルジャンと瀕死のマリウスを見て、ジャベールは躊躇う。
ついには二人に道を空けた。
そして、自らの価値観の土台が崩れたジャベールは二人を見送った後、濁流に身を投げた。
一命を取り留めたマリウスは、日に日に健康を取り戻して行く。
失った仲間を思い涙するも、コゼットがそっと寄り添う。
マリウスの祖父は厳格な権威主義者であり、どこの馬の骨とも知れぬコゼットを最初は嫌っていた。
しかし、健気で献身的なコゼットがマリウスを支える様子を見守り、考えを改める。
晴れて二人は祝福され、結婚の運びとなった。
バルジャンは式に先立ち、マリウスを呼び出す。
そこで自分はかつて盗みで投獄されたこと、逃亡したことを告白する。
バルジャンとマリウスの意見は一致している。
コゼットを悲しませたくない。
コゼットには真実を告げないと約束させ、バルジャンは身を引き、姿を消す。
もう、彼がコゼットを守る必要はないのだ。
目の前の立派な青年がいるのだから。
ポンメルシー家はマリウスとコゼットの結婚のお祝いで大賑わいだ。
なんとテナルディエ夫妻も、伯爵夫婦に化けて訪問してきている。
そこで、マリウスを強請るためにバルジャンの悪事を吹き込もうと試みる。
しかし、寧ろそれはバルジャンがマリウスをバリケードから救い出した証拠となった。
バルジャンの尽力により、何とか助かったのだと初めて知ったマリウス。
途端に悔悟の念が押し寄せる。
本人が望んだとはいえ、命の恩人に自分は何をした?
独りぼっちにして、愛娘の晴れ姿すら見せていないではないか。
慌ててコゼットを呼び寄せるマリウス。
二人は婚礼衣装のまま、バルジャンの元へ向かった。
バルジャンは独り、一日の終わりと自らの命の終わりを感じていた。
ようやく地上のしがらみから解放され、願わくば神の身許へ行けるのか。
彼の目にはファンティーヌが優しく笑いかけている姿が見える。
彼女は言う。
娘を愛情深く育ててくださったことに深く感謝しています。
どうか、もうお休みになって、と。
その時「パパ!パパ!」と懐かしい声が響く。
思いもかけない再会にバルジャンは神に感謝する。
そして、愛娘に
「誰よりもお前を愛した女性の話だ」
といって一冊の手記を渡す。
自分の死後読むようにと言い残し、バルジャンは旅立った。
泣き崩れるコゼットを残し、笑顔のファンティーヌとミリエル司教に導かれて、彼は歩いて行く。
