狂犬の如き武装強盗団がハマり込んだ泥沼の逃亡劇
＊カンヌ国際映画祭正式出品！伝説の犯罪映画をリメイク！＊
レイジング・ドッグス 予告動画
原題：Enragés（英題：RABID DOGS）
レイジング・ドッグス キャスト
- ランベール・ウィルソン（『マトリックス レボリューションズ、リローデット』）
- ヴィルジニー・ルドワイヤン（『ザ・ビーチ』、『8人の女たち』）
- ギョーム・グイ（『ザ・クルー』、『ぼくを探しに』）
- ローラン・リュカ（『変態村』、『トラップ』）
レイジング・ドッグス あらすじ
ある金曜日の夕方16時20分に物語は始まります。
4人組の強盗（リーダー、サブリ、マニュ、ヴァンサン）が銀行を襲い200万ドルを奪い、数人を射殺し車で逃走を図りますが、すぐパトカーに追われ、逃げ込んだ駐車場で追い詰められます。そこでその場にいた男女二人を人質に取りますが、男性の人質は警官によって謝って殺されてしまいます。
パニクッた強盗たちは女性を人質に、女性の車で逃走します。しかしリーダーは腹に銃弾を受けていて助かりそうもなく、サブリに3人で金を山分けしろ！と言い追っ手の警官の前に立ちふさがり3人を逃がし射殺されます。
3人は車を乗り換えるため、通りかかった父親と娘の親子の乗った車を止め、人質の女性を連れて再び逃走します。車には強盗3人、人質の女性、親子の計6人が乗っています。
ところがこの娘はこの後すぐ腎臓移植手術を受けないと死んでしまうため、父親が病院へ連れて行く途中でした。3時間前に移植が決定し、あと7時間後には移植が始まるので病院に行かせてと・・・しかしこの頃から、リーダーを失った3人は意見の相違で言い争いが増えてきます。
ガソリンが無くなってスタンドに立ち寄ります。3人は近くにいますが人質の男性と女性が二人きりで小声で話し、女性が行動を起こさないと死ぬわ！すると男性は娘を危険にさらせない、お願いだ、わたしを信じてくれ！チャンスを待てば必ず助かると・・・
その頃ガソリン代を払いに行ったサブリと男性の人質が代金を支払った後、テレビ画面に映った指名手配の顔写真で店の店主にバレ、サブリが店主を撃ち殺してしまいます。その様子を目の当たりにした男性の人質は恐怖で顔がこわばります。
再び走り出した車の中では、相変わらず仲間同士の言い争いが続きます、、と急に男性が車を急停車させます。外を見ると白バイが二台、、、警官が歩いて向かってきます。
サブリが男性に、うまく言いくるめて追い払え！と言うと男性は車外に出て警官に歩み寄っていきます。しかし無線で応援を呼んでるのを見てヴァンサンが運転席に移動し車を急発進させます。そのまま警官二人をひき殺して又6人でその場から逃げ去ります。
そして夜になり追っ手も来ないので林の中で、少しのんびり気を抜いていると、子供と女性がいないのに気づきます。3人の強盗と娘を心配する父親の捜索が始まりますが、意外とあっけなく見つかり捕らえられます。
レイジング・ドッグス ネタバレ、ラスト結末
そして又夜の道を走っていると、知らない村に入り込んでしまいます。たまたまクマの宴というクマの毛皮を皆かぶってる祭りが催されていて当分出れないから、楽しんでいけと足止めされる羽目に・・・
顔がテレビでばれてるかもしれないので、皆適当にばらばらになり宴が終わるのを待つことにしましたが、この村で急に展開が変わりだします。まずヴァンサンが金を持って一人で逃げようとして、サブリに銃で撃たれます。瀕死の重傷です。
そして子供に注射を打たないとならないというので、宴の見えるうちの女性が気を使って、うちの中で注射して宴を見物するといいわよと子供を抱いて連れて行ってしまい、しょうがなく家の中へ。しかしここで人質の女性が隙を見て警察に電話をします。それに怒ったマニュが銃を突きつけますが、格闘の末逆に女性がマニュの足と腹をナイフで刺します。
親子と女性の人質3人が逃げ出しますが、車のところでサブリに見つかり結局負傷したマニュ、ヴァンサンを含めた6人で車で村を出ます。しばらく走って車はとある湖のほとりにたどり着き停車します。サブリとマニュが降りて発炎筒を炊きます。どうやら逃走の仲間か何かに合図を送っているようです。
～～ ここからラストのネタバレ注意 ～～
今車の中にいるのは人質3人と瀕死の重傷のヴァンサンだけなので、父親は隙をついてどこからか拳銃を出し、まずマニュを射殺します。それに気づいたサブリが応戦すると弾は女性に当たります。すかさず父親がサブリに銃弾を撃ち込み殺します。
振り返ると女性が座って助けてとポーズしますが、なんと父親はその女性を射殺してしまいます。倒れているがまだかすかに息のあるヴァンサンとマニュにももう一発ずつ弾を撃ち込んで、銃の指紋をふき取り、なんと仲間割れの状況を作り出し、まんまと200万ドルの金を持って、子供を連れて逃げてしまいます。
そして土曜日の朝・・・
タバコを吸いながら気持ちよさそうに走る車を運転する父親。ラジオのニュースが流れています。
笑顔でタバコを吸ってる父親は、実は誘拐犯だったというラストの衝撃です！
レイジング・ドッグス 感想
ラストのどんでん返しには恐れ入りました！
ただラストの衝撃までちょっともたつく場面もあって、途中でラストを見ずに離脱してしまう方もいそうな位、ちょっとイライラというか、すっきりしないと言うか。。
例えばヴァンサンが女性の人質に絡む場面は見ててイライラするし、クマの宴あたりもちょっともたついた感じがします。あくまでも個人的な感想ですので・・・
ただラストになって娘にうってた注射は、目が覚めないように鎮静剤だか睡眠剤だったんだなと話がつながりました。
あとこれ続きもののドラマなら逆に面白いかなって思いました。銀行強盗の間抜けな逃走劇で最終回に人質の父親が一番の悪だったみたいなオチで。
ところでタイトルのレイジングドッグというのは凶暴な犬？という訳でいいのでしょうかね？横文字苦手なもので＾＾汗
凶暴な犬だとして、銀行強盗の3人は凶暴だなと思ってたら、ラストのラストに本物の凶暴な犬がもう一匹現れた！という解釈でいいのかなと思います。
ちなみに終わり3分20秒ほど前からエンドロール始まりますが、最後の15秒見てみてください！後部座席で目をぱちくりさせたかわいい少女が写ります。
大金をせしめた誘拐犯のおじさんは、リスクを背負って身代金要求することも無く200万ドル持って逃げるとは思いますが、このあと少女がどうなるのか気になりますが、結末はわかりません・・・
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