宇宙人のバグによって瀕する地球！
それを救うのはMIB(メン・イン・ブラック)のベテランKと新米のJ！
珍しい見た目のエイリアンにワクワクしつつも、コメディとアクションも楽しませてくれる映画です。
虫の仲間でもあるバグにハラハラさせられつつ、Jが組織の一員になるまでのあらすじも追っていきます。(ネタバレも少しあり。) また、俳優陣の見どころも紹介していきますよ。
メイ・イン・ブラックの予告動画
メンインブラック あらすじ
地球に住むエイリアンの所在地を監視する組織MIB（メンインブラック）の一員であるKはDと組んでいましたが、Dは歳をとっていたため引退…
Kには新たなパートナーが必要でした。そんな折、ニューヨーク市警の青年に会いに行くことになります。彼は目にエラが付いた男を捕まえようとしましたが、自殺されてしまって手がかりは彼の持っていた銃…
消滅してしまった銃を特定すべくKは青年を質屋に連れていき、どれだったかを確かめます。用が済んだことで一度はニューラライザーで記憶を消された青年でしたが、Kに言われて再び会いにMIBの基地に来たのです。
青年はZの元で適性検査を受け始めましたが、筆記試験ではテーブルを勝手に動かし、射撃訓練ではエイリアンがいる中で女の子のみを撃つという従順性の無さからZは乗り気でなく…
しかし、「自分もそうだった」というKは構わず彼を採用するのでした。早速、建物を案内された青年は指紋や社会から存在を消され、メン・イン・ブラックの一員として「J」の名前をもらったのです。
Jの最初の任務は宇宙人のレジックが、高速に乗って指定区域外から出ようとしているのを追いかけること。レジックは妊娠した妻を診てもらうためだと言いますが、何かに怯えるように逃げ出していたようです。そのことを確認でき、無事に宇宙人の子を取り出し一件落着。次はエドガーの失踪事件を追いました。
FBIのフリをしてエドガーの妻から話を聞くと砂糖水を欲しがったことから、バグ(虫)のゴキブリ星人がエドガーの皮膚を着てマンハッタンをうろついていると分かります。
KとJは死体安置所を調べに行くと、運ばれたばかりの死体の頭の中にアルキリアンの王族が行き絶え絶えで入っており、「頼む、戦争を阻止しろ。銀河系の場所はオリオンのベルト」そう言い残して絶命…いったい何を指しているのでしょうか。
仲間が死んだことでアルキリアンの戦艦が迫っており「銀河系を渡せ」と交信が本部に入ってきます。Kは急がねばならないことを察し、スペア・キースタンドの宇宙人から情報を聞き出しました。
Jの話から、ビー玉サイズの「銀河」は死んだアルキリアン人のペットの猫の首輪のベルトに付いていると推理。オリオンと名付けられていたその猫は死体安置所におり、バグが先に到着して「銀河」を奪還、職員のローレルをさらって万博へ向かいます。
K達はアルキリアンの戦艦が陽子融合ビームを放ち、残り一時間で地球は滅ぼされてしまうという危機もある中、バグに追い付き万博に飾ってあった円盤の宇宙船が飛び立つのを阻止。
降りてきたバグはK達の銃を飲み込んだため、Kはわざと食べられて銃を探し、Jは虫を殺してバグの気を引いて宇宙船へ戻らないように足止め。そしてKは体内から銃で撃って胃液でベトベトになりつつも、「銀河」を取り戻すことに成功しました。そして、任務完了の報告をしていると背後からバグが強襲してきて、ローレルが落ちていた銃で彼らを助け一件落着。
その後、Kは引退すべくJを育てたと語り、ニューラライザーを継承させて自身の記憶を消させました。Jはローレルを新たなパートナーにしつつ再び任務に戻ります。
メンインブラック 見どころ～宇宙人や俳優について～
◎宇宙人！エイリアンがたくさん！
エイリアンは頭をふっ飛ばせば再生し、犬だと思ったら実は宇宙人…
そしてMIBの秘密基地には、他の宇宙と行き来するためのエイリアンがたくさん！
人型から小型の異形さ満載の姿に驚きます。といっても、冒頭のシーンでKが追い詰めていた目が飛び出している宇宙人の登場よりは、驚かずに済むかも？
一方で生まれたばかりの「イカ娘」と言われていた宇宙人の赤ちゃんは可愛かったです。Kにコーヒーを入れてくれたお調子者のワーム型の宇宙人も良い性格をしていましたが、制作秘話によると最初の脚本では、宇宙人の姿はあまり出てこなかったという意外な今作…『MIB2』ではもっとたくさんの宇宙人が見れるかもしれません。
◎バグ（ゴキブリ男）は強くて賢い！
バグは3m以上もの巨大なエイリアンであり、怪力を持っているため最後の戦いではK達が苦戦を強いられていました。しかし、同胞である虫を殺すと怒るという性格を利用して見事、勝利を収めました。
そんなバグですが、エドガーの人の皮を被って人間になりすまして「銀河」を探すという巧妙な性格と、アルキリアン人をレストランで襲った際には一瞬で殺すという緻密さも持っていたのが印象的です。
また、バグの戦闘シーンはCG製作に450万ドルかけたという一番の見せ場となりました。どうやって見せていくかを綿密に相談した上で作られたというので、昔では珍しい作品だったとも言えるでしょう。
◎俳優だって見どころ満載！
Kを演じるトミー・リー・ジョーンズはベテランでクール！気難しいとも言われていましたが、35年間愛する人を待たせていればその性格にも納得です…
秘密裏に働く人の宿命ですね。またそんな彼の見せ場と言えば、トンネルの天井を車で飛ばしていくシーン！逆さになりつつも音楽をかけてノリノリで歌う姿が楽しげでもありました。
Jを演じるウィル・スミスは今作をコメディタッチに彩った俳優であることはまちがいないでしょう。型に捕らわれない性格で、真面目でもちょっと視点が違う姿や、言い回しがラフで楽しいのも印象的です。
でも、宇宙人を追いかけて全力で走る姿はカッコいい！視聴者と一緒に初めてみるエイリアンに対するリアクションを盛り上げてくれる人物でした。
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