『東京怪奇酒』心霊スポットで一人酒! 第1話のあらすじと感想

怪奇酒

怪奇酒とは

心霊現象の起きた場所に一人で行き、
恐怖心や高揚感の中で酒を飲むこと。

※基本ルールとして、実際に心霊体験をした本人から話を聞く。その場に合った酒・つまみを持参する。

この記事では下記の内容をお伝えします。

スポンサーリンク

『東京怪奇酒』の予告動画

『東京怪奇酒』1話あらすじ

俳優の杉野遥亮は、自身のビビリを克服するために“怪奇酒”を始めることに。怪奇酒とは、実際に心霊現象のあった現場に出向き、お酒を飲み霊と向き合うという行為。杉野が話を聞きにいったのは、今話題のカルト芸人のチャンス大城。昔住んでいたアパートには、白い服を着た女性の霊がいて、しかもそこは“霊穴”で霊がたくさんいるという。

『東京怪奇酒』1話感想

モキュメンタリータッチのこのドラマ。ドキュメンタリーなのかフィクションなのか境界線があいまいなので、その分ホラー作品としては怖さを増し、こういった系統が好きな人には面白い。

スタートは主人公・杉野君のビビリ克服、そして一気に有名になろうという魂胆だが、どうなるんだろうか?と思っていた。原作者の清野さんも登場し、これが実体験をもとに描かれた作品だというのだから、杉野君の「何やってるんスか」と言いたくなるのも分かる。この時点では笑い話だけど。

【怪奇酒】とは心霊現象の怒った場所で酒を飲み、例と向き合う行為とのことだが、この人、正気か?と思わざるを得ない。ただ、傍から見ている我々には怖いもの見たさという興味、そして何やってんの!という若干の薄ら笑いを届けてくれる。

心霊現象現場には一人で行くというのも一般人には厳しいよねと断言できるだろう。漫画を描くにしろ、ドラマを撮るにしろ、TV番組作りにしろ、ヤバい世界だ。しかも【怪奇酒】は現場に一人で行くとのこと。これは実生活ではきついので、やはり怖いもの見たさの興味本位の我々にとっては見たくなるのは当然かもしれない。

淡々と【怪奇酒】について説明していく清野さんに対して「この人は何言ってんだろ」「理解できないことをずーっと楽しそうにしゃべってる」という杉野君の心の声、分かるなぁ~。一般人には理解しがたい世界だ。【怪奇酒】実行前のインタビューでは、稲川淳二さんなどがする怖い話のTV番組のようだったが、もうちょっとホラー感が欲しかった。

しかし、霊現象を経験して、運気があがるという箇所は、怖いながらちょっといいなと思ってしまった。現場のマンションの前で躊躇している杉野君の前を通り過ぎる若い女の子、杉野君に顔を向けて笑いながら過ぎ去るシーンはそこはかとない怖さを感じた。

その直後からのたたむかけてるビックリ現象の連発、ドキッとし、びっくりした。また、周りに薄いモザイク加工がされてあるのが現実感を感じさせる映像になっているなぁと感じるのである。とうとう禁断の現場に足を踏み入れた杉野君。愚痴を言いながらもチャンス大城さんの「運勢があがりましたね」の一言に背中を押される。

実際に飲み始めると杉野君の心の声シーンが怒涛の長時間。この心の声はなかなか面白いものがある。そして私には理解不能な領域へ突入。ドキドキワクワクし、霊現象があるところで踊ってしまったり。

怖い感情+楽しい感情、これが「混ざる~」ということなのか!味を占めた杉野君が「もっと、もっとくれよ!俺にくれよ!」と心でつぶやくのは笑えた。そしてとうとう「入ってはいけない」と禁止されていたチャンス大城さんが以前に住んでいた部屋への扉を開けてしまう。

「俺はこの先に行きたいんだぁー!」そして扉を開け、「うぎょー」という杉野さんの顔アップ3連発のカットは思わず笑ってしまった。そして何があったのかめっちゃ見たいと思ったが。マンションから駆け出し、「俺、生きてる~」と叫びながら街中を駆け抜けていく杉野さんも面白い。傍から見たら「なんだ、コイツ」と感じるだろう。ただ、生還したという爽快感は非常に感じられた。

スポンサーリンク