並外れた推理力で犯人を追い詰めるものの、いつも最後に事態が急転、手柄を同僚に横取りされる“惜しい刑事”こと押井刑事の残念な活躍を描く！
【放送】２０２１年３月７日（日）スタート（連続８回）
ＢＳプレミアム 毎週日曜 よる１０時から１０時４９分 ※ＢＳ４Ｋでも同時放送
「やっぱりおしい刑事」キャスト
- 風間俊介
- 犬飼貴丈
- 白石聖
- 橋本涼
- 石川恋
- 萩原みのり
- 朝倉あき
- 渡辺裕之
- 野添義弘
- 武田玲奈
- 木下彩音
- 黒崎レイナ
- 若月佑美
- 阿部純子
- 松尾諭
- 柾木玲弥
- 白石隼也
- 不破万作
- 山田純大
- 鶴見辰吾
- 武田真治
- 板尾創路
- 佐野史郎
- ほか
「やっぱりおしい刑事」見逃し配信チェック
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「やっぱりおしい刑事」2話あらすじ
不審死の案件が発生し、押井（風間俊介）は横出（犬飼貴丈）や来海（白石聖）とともに女子寮を訪れる。亡くなったのはグルメ巡りが趣味の女子大生。現場の状況から殺人事件と断定した押井は寮にいた四人から事情聴取する。
いずれも美人で目を合わせられない押井だが、個性的なありさ（萩原みのり）とだけは普通に接することができる。寮生たちはありさに疑惑の目を向けるが、押井は被害者の部屋に残されたゴミに注目する…。
「やっぱりおしい刑事」２話感想
前回も推理がビシッとできていながらも最後の最後で横出と新人の来海に決定打を持っていかれる押井。それでも十分に役に立っているのだからいいじゃないかという巡査部長の榎下。
シャーロックホームズになりたいと言う押井だが、ワトソンでもない。どちらとも言えない中途半端だからおしい(押井)、でもそれが彼の魅力だろう。テニスコートで今回はドラマが始まるが、二度とテニスをしないという押井の前に今回も彼のハートを射止める女子出現！この時の押井の顔が職人芸のようで笑える。
事件のあった女子寮に行ってみると、モノが結構あふれているというか、散らかっていてだらしない印象。捜査を始めると横出にはバカにされている感じ、鑑識の小河内にもすかされるという先輩としては地位が低く扱われているようなキャラ。
また、話を聞くために共有スペースにいる女子たちを見た時の押井の驚きのような顔も笑える。テニススクールで見かけた女性がいることで、勝手に盛り上がる押井、勝手に想われている女子大生の温度差が大きい。横出が申し出た電話番号交換の件は笑えた。横出が押井に早く行くように催促し、彼が遠のいて行くと、女子大生たちが電話番号を交換したそうに横出を目で追い、じゃあということで押井が「僕と」と言うとサッと引いて行ってしまうシーンなどはクスッと笑えるところだ。
女子大生一人一人に事情聴取をする押井だが、ありさだけきちんと目を見て話ができるのはどうしてだろう？と思っていた。亡くなった女子大生の写真加工の件での押井と横出の反応も面白い。以前にTVでトピックになった中国の若い女性のSNS加工写真騒動のことを思い出してしまった。警察署で一人一人の聴取を整理しているシーンでは女の子同士の表と裏を見たような気がした。
横出が言っていたが「みんな一緒にいた時は不審者が犯人だと言っていたのに、一人一人になったら悪口ばっかかよ」。あり得るよなぁ～と感じた人も多いだろう。アリバイのないありさのところで、彼女の不憫な過去が語られる。人は不平等にできていると思っているありさに「多分君は人を殺さない」と押井が言う場面はグッとくるものがあった。
このシーンの二人を演じている風間君と萩原さんの演技が今回の放送で最も光った演技だと感じた。押井が事件関係者の女子大生4人を集めて推理を披露し始める。不思議なのは事情聴取の時には目を合わせられない女子にも推理を披露する時には目を合わせられるのはなぜだろうか？と思う。いい線まで推理していた押井だが、お約束で最後は新人・来海においしいところを持っていかれた。若干凹んでいた押井が元気を取り戻して「かおる」のことを話しているのを遠目に見るありさと来海。今後、この二人との関係はどうなるのか気になるところだ。
「やっぱりおしい刑事」3話あらすじ
鑑識課に呼ばれた押井（風間俊介）は小河内（橋本涼）から監視カメラの映像を見せられる。そこには挑むようにカメラを見つめる芳川（武田真治）の姿が映っていた。胸のざわつきを感じながらも事故発生の知らせを受け、押井は小学校に向かう。運動会の片づけ中に屋上のひさしが崩落、校長の頭を直撃したというのだ。押井は現場に居合わせた教師たちから事情聴取をするが、誰も救急搬送された校長の容態を心配しない…。
「やっぱりおしい刑事」3話感想
女の子のフリップを押井に見せる横出。美人さんに弱い押井がフリップを見せられるごとにメロメロな感じになっているが、来海のフリップだけは「来海くん」と真顔で答えているところなど若干笑える。
これだけ押井の反応がないが、後々には何かしらの理由が出て来るのか？とも思ってしまう。それとも劇的に押井が変わるのか？とも考えられる。それにしても押井に来海が美人だとオシてくる横出は何で来海を口説かないんだろう？前回の事件の防犯カメラの映像を三人で見ているシーンで、鑑識の小河内が押井に向かって先輩にも関わらず「押井」と呼び捨て。
これをクールにさらりと言う小河内がまた面白い。そのカメラの映像に芳川が目線を向けて映っている。この芳川は気になる。もしかしたらこのドラマ内で芳川はモリアーティのような立ち位置なのかな？さて本日の事件。屋上から金属が落ちて来て頭に当たった校長のガツンとなる映像は痛そうだったなぁ。
押井が推理の裏付けのために実験をしてみるのだが、これが笑える。校舎から出て見えたら屋上からモノを落して、押井に当たるかどうかの実験なのだが、やはり当てるのは難しい。
しかし、横出が押井めがけて屋上から落したのは泥水の入ったペットボトル六本。しかも地上に激突するや大きな音を立てて破裂。おいおい、凄いことやるなぁと思わず笑ってしまった。職員室に関係者が集まっているシーンでは皆が校長を毛嫌いしていることが判明する。横出が言うように全員が怪しまれても仕方がない。
小学校で三人の生徒も参戦しての事情聴取でめがね君・拓海が冷静に事実を分析し、語るのはなかなか面白い。また、音声データを聴いた押井と来海が実行犯と共犯に気づくときの様々な証言などのシーンをカットインさせるのは見栄えのする映像となっていて、いよいよとの期待感を高まらせてくれる。そしてお決まりの推理の時間。
押井が滔々と自分の推理を話して行くのは理路整然としていて素晴らしい。が、最後はやっぱり来海に持っていかれた。と思ったが、意表を突かれた！小学生の拓海が最もおいしいところを持っていく。そしてこの子に「おしかったね、刑事さん」と押井が肩を叩かれるのは面白いオチだ。しかし、今回最も目を惹いたのはラスト約三分。灰田絵奈が押井に電話をかけて来ることから始まる。押井の宿敵・長宗我部との対決が楽しみだ。
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