“アノニマス”とは日本語で“匿名”を意味する言葉です。
世界から見ても日本はネット上の匿名比率が7割ととても高いのが匿名大国と言われる所以です。
ネットでの誹謗中傷や炎上などが日常茶飯事の昨今、キーボードによる殺人=指殺人(ゆびさつじん)などという陰湿なことも。
この物語の舞台は、警視庁に新設された“指殺人対策室”の香取慎吾演じる主人公・万丞渉(ばんじょう・わたる)とクセの強いメンバーとのサスペンスドラマ。
この記事では下記の内容をお伝えします。
- 『アノニマス』3話、4話のあらすじと感想を紹介
- 『アノニマス』相関図
- 『アノニマス』の主題歌 ➡︎ こちらから
- お得に『アノニマス』を観る方法 → 今すぐ観るならコチラから
『アノニマス』予告動画
『アノニマス』キャスト
- 万丞 渉・・・・・香取慎吾
- 碓氷咲良・・・・関水渚
- 菅沼凛々子・・・MEGUMI
- 四宮純一・・・・ 清水尋也
- 越谷真二郎・・・ 勝村政信
- 倉木セナ・・・・ シム・ウンギョン
- 羽鳥賢三・・・・ 山本耕史
『アノニマス』相関図
『アノニマス』3話あらすじ!
高校生・片山蓮(青木柚)によるホームレス殺害事件…1カ月後、蓮の個人情報が特定、ネット上で晒されたことで大きな話題となっていた。事実とは異なるひどい中傷も多く、蓮の父・遼太郎(戸田昌宏)は、「指殺人対策室」に最初に情報を晒した犯人を捕まえてほしいと依頼。万丞渉(香取慎吾)と碓氷咲良(関水渚)は早速捜査にあたるが、交友関係を調べるうちに蓮の本性が浮き彫りになっていく。
公式より引用
『アノニマス』3話感想
今日もまただ。このドラマのエンディングに何か関係あるのか?必ず万丞の捜査一課時代の相棒・倉木が拳銃で撃たれるシーンからこのドラマが始まる。
何かしらの伏線か?何か暗示していると思わざるを得ない。ホームレスを殺害した高校生・片山蓮がネット上で写真をはじめあらぬ尾ひれまで付いてのさらしものになっている第一報が入った指殺人対策室の菅沼と碓氷の会話はとても印象的だった。
場面替わり、片山蓮の高校へ万丞・碓氷のコンビで向かい、関係者から話を聞くが、その時の万丞(香取慎吾)の間の取り方はなかなか凄いなと感じた。同級生が明かした片山蓮の言動は酷いものだった。いちいちカチンと来るような言動。万丞と碓氷が片山蓮に面会した時も彼の発言は異常に傾いていてうすら怖い。彼を作り上げた親も同様だ。
赤ちょうちんの屋台でも菅沼と碓氷の会話のヒートアップ。理屈では分かっているものの親になるとやはり感情が入ってしまいというのは良く分かる。
人間理屈だけでは割り切れないもの。菅沼との言い合いに苛立ちを感じ対策室に帰って来た碓氷が、残っていた万丞に「自分たちのやっていることは本当に正しいのでしょうか?」という疑問をぶつけるが、私たちにもこうした場面はそれなりにあると思う。
これはハッとさせられるが、結論の出ない質問だ。指殺人対策室に依頼したときよりもネット上ではひどくなってくると、父親が乗り込んでくるが、その父親がまたカチンとくるような人物。しかも息子のことよりも自分の病院の方の評判が大切という旨の発言にもカチンときた。
また、家庭での父親の息子に対する暴言や暴力は本当に許されるものではない。見ていて痛々しかった。それにしても父親、ひどすぎるぞ!書き込み犯を追い詰めるのに手詰まりになったところ、万丞が打開策を提示。そこからの会話は見どころだった。
「それ、僕たちがやるんですか?」と四宮。「当たり前だろ!」と万丞。こうして始まり、最後は万丞の「被害者のために犯人を捕まえるのが俺たち刑事の仕事だろ!」というビシッと決まった台詞は格好良かった。手分けして皆が監視カメラ映像を探し回るシーン。
碓氷のひょんな一言から万丞があることに気づいたシーンは、かつて放送されていた人気ドラマ『ガリレオ』の湯川を思い起こさせた。これがきっかけでかなり捜索範囲が絞られることになる。聞き込みで移動する四宮のスクーターの遅さ、菅沼のママチャリ姿には緊張感のある中、クスッと笑える。
片山蓮のホームレス殺害の言い訳は父親の影響か、人間でありながら人間ではなくなっていた。が、最後母親との対話でごくわずかではあるが人間の心を取り戻せたかな?という幕引きだった。
『アノニマス』4話あらすじ!
元アイドルの真壁澪(田中美里)が、夫の清二(小松和重)と共に「指殺人対策室」にやってくる。既婚男性とのW不倫を報じられてしまった澪。世間から反感を買い批判が殺到、同時に誹謗中傷を伴う芸能人叩きの標的となってしまう。不倫相手は何とマッチングアプリで出会った男だった。『裏K察』という闇サイトでは次々と情報が晒され、さらには、かつて澪へのストーカー行為で逮捕された男が出所して澪をつけ回し出す…。
『アノニマス』4話感想
万丞が一人でベンチに座っていると、現れた田中要次さん演じる謎の男は誰なんだろう?また、彼が万丞に手渡したアドレスは?さて、今回の事件の当事者だが、室長が超シークレット案件として紹介した元アイドル真壁澪の登場。
しかし遅れてやって来た万丞は彼女を見るや否や「ねこねこにゃんにゃん」と一言。「え?こんなこと知ってるんだ?」と少々びっくり。
今までこの手のことは疎かった彼だけに。澪はW不倫だとすっぱ抜かれた相手とはマッチングアプリで出会ったと白状し、LINEなどは使わず、マッチングアプリ内でだけメッセージのやり取りをしていたと。この辺、この相手は何だか怪しそうに思った。掲示板・裏K察では不倫発覚は柳田の仕業との書き込み。
この柳田は澪のストーカーだった。この異常なストーカーの演技は時間的には少ししか放送にならなかったが、なかなかだった。マッチングアプリにアクセスすると「うつせみ」がいない。やっぱりねと思っていたら、また登場してきた。家族にバレそうになったので一旦アプリを削除して、アプリに入り直したとのことだったが、本当はどうなんだろうか?と感じていた。
ベッドで休んでいる澪に飲み物を持ってくるなど優しそうにしているが、旦那さんも怪しく見えてきた。澪のTVの収録現場で柳田にナイフで切り付けられたと澪の夫・清二が言うが、実際に切りつけた現場を目にしたわけではないので、これも怪しいと思っていた。
まさかと思うけど、後にログインして「うつせみ」を名乗っていたのは夫の清二なのか?という考えまでが浮かんできた。話が進んで行くに従い、今回の一連の事件は澪の夫・清二が筋書きを書いたのではないだろうか?との思いがますます強くなった。そして最後にはやはり夫の清二による自作自演だと判明。謎解きとしてはビンゴ!と個人的には思ったが、物語としては夫の辛い気持ちが痛すぎる。
万丞を敵対視し、いやみのような発言しかしていなかった捜査一課の羽鳥だが、柳田に「板長さんが戻ってきて欲しいって言ってたぞ」「真面目なんだってな、あんた」と優しそうな笑顔で言うシーンは素晴らしかった。最後のシーンには少々びっくりした。倉木は死んでなかったのか?
『アノニマス』作品情報~公式より
番組名 | 「アノニマス ~警視庁“指殺人”対策室~」 |
---|---|
放送日時 | 2021年1月25日(月)夜10時スタート |
放送局 | テレビ東京、テレビ大阪、テレビ愛知、テレビせとうち、テレビ北海道、TVQ九州放送 ※BSテレ東(BS⑦ch)・BSテレ東4K(4K⑦ch)でも放送予定 |
配信 | 動画配信サービス『Paravi』と『ひかりTV』にて配信予定 【Paravi (パラビ)】 https://www.paravi.jp 【ひかりTV】 https://www.hikaritv.net/ |
主演 | 香取慎吾 |
出演 | 関水 渚 MEGUMI 清水尋也 / 山本耕史 シム・ウンギョン(特別出演) 勝村政信 ほか |
ゲスト | 【第1話ゲスト】 松平健 床嶋佳子 山中崇 八木莉可子 中田青渚 【第2話ゲスト】 深川麻衣 田中俊介 【第3話ゲスト】 紺野まひる 青木柚 |
オープニングテーマ | アイナ・ジ・エンド「誰誰誰」(avex trax) |
監督 | 及川拓郎 湯浅弘章 大内隆弘 |
脚本 | 小峯裕之 玉田真也 入江信吾 |
音楽 | 山下宏明 丸橋光太郎 |
チーフプロデューサー | 阿部真士(テレビ東京) |
プロデューサー | 濱谷晃一(テレビ東京) 北川俊樹(テレビ東京) 合田知弘(テレビ東京) 稲垣護 佐藤満 高橋潤 |
制作 | テレビ東京/ギークピクチュアズ |
制作協力 | ギークサイト |
製作著作 | 「アノニマス」製作委員会 |