11年ぶりに復帰した伝説のスナイパーベケットと、あろうことか元陸軍のスナイパーで死刑囚のコール、この二人のコンビが今回の任務で輝く!
山猫は眠らない2 あらすじ
とある山中で
トーマス・ベケット(トム・ベレンジャー)は仲間数人を引き連れとある山中でライフルを構えじっと様子をうかがっていた・・・
山猫は眠らない2より
すると突然ベケットのほうに仲間の誰かが発砲!!
ベケット:くそったれ!お~いよせ~撃つんじゃない!
そう言って仲間のほうに行くと
ベケット:何考えてんだ、お前ら!俺の頭をぶち抜くつもりか!
仲間1:すまん、ベケット。そんなつもりじゃ。。。
仲間2:なんか見えたんだよ、獲物だと思って・・
ベケット:いったい何が見えたんだ!
仲間1:鹿だよ、たぶん。。。
ベケット:多分鹿だと?この俺をどこからどーみたら鹿に見えるんだ!!
ベケットは仲間を置いてさっさと森から出てきてしまいます。
実は伝説の狙撃手トーマス・ベケットは今は海兵隊をやめて、ハンターのガイドをして生計を立ててました。
さっきの仲間はツアーの金持ちのお客さんでしたが、やってられないとほっぽり出してきてしまいました。
復帰
ベケットが客をほっぽり出して自宅へ向かうため車で走り出すと、不審な黒塗りの車がそっとついてきます。
住み家のトレーラーハウスにつくと、車から降りてきた男たちが、ベケットだな!と言います。
ベケット:そちらは?
男:軍情報部のマッケナ大佐だ、こちらはCIAのエクレス。君は先月の長距離射撃大会に出てSWATや海兵隊の現役を退け見事優勝した!最高の狙撃手を探してる!
話の内容は
ミノシェビッチが退いたバルカン諸国では、後釜を狙う輩たちが平和維持軍を排除しようとしている。NATOが定めている干渉地帯に抵抗勢力が集まりだした。
リーダーとなっているヴァルストリア将軍が勢力を増し危機が拡大する前に、彼を狙撃して排除してほしいとのこと。
ベケット:現役でも腕のいいのがいるだろ?
マッケナ大佐:非正規任務なんだ。
CIAのエクレス:なんでも望みをかなえよう!
ベケット:そんな気前のいい事言うってことは、生きて帰れないってことだな・・・まあいつかどおせ死ぬなら海兵隊だと思ってた。望みは一つ!除隊前の階級!
マッケナ大佐:いいだろ!上級曹長!
ベケット:お引き受けしましょう!となるともう一人腕の良い観測員を!
相棒
ところ変わってベルリンのアメリカ大使館。
マッケナ大佐、エクレス、ベケットが待つ中、一人の男が連れてこられます。
麻薬取締官殺しの死刑囚ジェイク・コールです。
何とベケットの相棒の観測員は死刑囚の男でした。
ベケットは大佐にコールと二人きりにしてくださいと言い、コールに観測員としての技量を測るため質問をします。それに間髪入れず答えるコールをベケットは認め早速ヘリで任務へと向かいます。
ヘリを降りた二人は現地の連絡員から武器と写真などの資料を受け取るため、合流地点の教会に向かいます。
そして連絡員を待っていた二人のもとに来たのは若くて美しい女性ソフィアだった。
山猫は眠らない2より
ソフィアからの情報で、ターゲットの位置や狙撃場所などを下見しながら準備は進んでいく。
任務が終わったら、教会でソフィアと合流し地下の墓地を抜けて郊外の川から脱出する計画を確認し二人はソフィアと別れる。
任務開始
任務遂行のためスタンバイしてたビルからスコープで覗いてると、黒のメルセデスに乗った標的が現れます。
そしてベケットは一発必中でターゲットを仕留めます。
そしてかたずけさっさと撤収しますが、途中で見つかり路面電車で逃げつつ追っ手との激しい銃撃戦。
もう少しで逃げ切れるというところで、コールだけが捕まってしまいます。
ベケットはソフィアのところに行き、コールと政治犯が移送されることになったと知らされる。そこしかコールを奪還する機会はないと言われ、ベケットはソフィアとその同志達とで移送車襲撃に向かいます。
そして見事奪還し車で逃げますが、そこに知らないおじさんが乗ってます。
ベケット:こいつは誰だ?
そこでコールが衝撃の事実を告白します。
コール:あんたはヴァルストリア将軍をやったところで用済みだ!これは俺の任務さ。わざとつかまりパヴェルと接触し国外へ脱出させる。あんたはそのお膳立てさ。初めて政府に騙されたわけじゃないしふてくされんなよ!
コールはCIAから極秘指令を受けてたのですが、いずれにしろ逃げ切らなければなりません。そしてヘリの迎が来る製鉄所に行くと、そこには敵の戦車と兵が待ち伏せしていました。
何とかその場をしのぎましたが、途中でソフィアと別れベケット、コール、パヴェルの3人で国境に向かうことにします。
しかしここから緊迫のラストへ!
国境に近い村に着いた3人でしたが、そこで待ち伏せていたのは敵の凄腕スナイパー!
スナイパー対ベケットの緊迫の戦いが20分も続きます。
そしてラストベケットが敵のスナイパーを倒すことができましたが
パヴェルを助けようとしたコールが敵のスナイパーの銃弾の餌食になります。
そしてコールがベケットの腕の中で息を引き取って物語は終わります。
山猫は眠らない2 感想
1作目から11年もたってシリーズ2作目が出ました。
正直好き嫌いが分かれる評価でしたが、2,3,4,5,6,7とだんだん評価が上がって今では普通にシリーズ化しています。
いつまで続くかはわかりませんが。。。
今作山猫は眠らない2ですが、ファンとしては1作目の流れを引き継いであっという間の90分程で、物凄い展開が待ってたわけでもなかったのですが、ベケットと相棒がなんとなくいいコンビで普通に楽しめました。
スナイパーファンではない方には特に普通の特殊部隊もののB級映画に感じたのではないでしょうか?
ただこのシリーズはやはり狙撃の前後の緊迫感だと思います。
普通の戦争物でドンパチ豪快に爆破したりの派手さはないのですが、一瞬の銃声が静寂を切り裂く!みたいなのが魅力です。
せっかくここまでシリーズ化したので、今後もう少し予算入れて頑張ってほしいです。