満を持して2020/2/28日にU-NEXTで配信されてもう10か月以上値下がりせず550円で配信してますが、それだけ人気作というかテレビでは放映できそうもない衝撃作という事なのかわかりませんが、最近よくテレビドラマに出てる瀧内公美さん、この映画でハクが付きましたね~ほとんど瀧内公美さんと柄本佑さんの裸のシーンばかりでしたし。
火口のふたり~動画配信チェック!
2021/1月現在の配信状況ですが当サイトおすすめ動画配信サイトでは、やはりU-NEXTのみの配信でした。
配信状況 | 無料お試し期間 | |
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U-NEXT | ◎レンタル(550ポイント) | 31日間 |
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※U-NEXTの情報は2021/1月現在のものです。最新の情報はU-NEXTのサイトでご確認くださいませ。
火口のふたり~作品情報
♠公開
2019/8/23
♠監督
荒井晴彦
♠キャスト
柄本佑・瀧内公美
♠作品情報
直木賞作家・白石一文作品,初の映画化
© 2019「火口のふたり」製作委員会
永原賢治役柄本 佑
1986年生まれ、東京都出身。
2001年、黒木和雄監督の『美しい夏キリシマ』の主人公康夫役を演じ、数々の映画新人賞を受賞。以後、様々な映画で鮮烈な印象を残し続け第一線で活躍。主な出演映画は『真夜中の弥次さん喜多さん』(05/宮藤官九郎監督) 『十七歳の風景 少年は何を見たのか』(05/若松孝二監督)、『疾走』(05/SABU監督)、『犯人に告ぐ』(07/瀧本智行監督)、『グミ・チョコレート・パイン』(07/ケラリーノ・サンドロヴッッチ監督)、『空気人形』(09/是枝裕和監督)、『まほろ駅前多田便利軒』(11/大森立嗣監督)、『横道世之介』(13/沖田修一監督)、『フィギュアなあなた』(13/石井隆監督)、『今日子と修一の場合』(13/奥田瑛二監督)、『GONINサーガ』(15/石井隆監督)、『追憶』(17/降旗康男監督)、『素敵なダイナマイトスキャンダル』(18/冨永昌敬監督)、『きみの鳥はうたえる』(18/三宅唱監督) 『ポルトの恋人たち 時の記憶』(18/舩橋淳監督)など。公開待機作に、『ねことじいちゃん』(19/岩合光昭監督)、『居眠り磐音』(19/本木克英監督)、『アルキメデスの大戦』(19/山崎貴監督)などがある。
佐藤直子役瀧内公美
1989年生まれ、富山県出身。
2012年、本格的に女優としての活動を開始。半年後、オーディションにて映画『グレイトフルデッド』(14/内田英治監督)の主演を射止める。2015年には白石和彌監督『日本で一番悪い奴ら』にて、打算的な若手婦警役を好演。2017年、廣木隆一監督『彼女の人生は間違いじゃない』の主人公 金沢みゆき役を演じ、第27回日本映画プロフェッショナル大賞新人女優賞、2017年度全国映連賞女優賞を受賞。第42回報知映画賞主演女優賞ノミネート、第72回毎日映画コンクール主演女優賞ノミネート、など高い評価を得る。その他、主な出演映画に『さよなら渓谷』(13/大森立嗣監督)、『ソレダケ/that’s it』(15/石井岳龍監督)、『闇金ウシジマくん Part3』(16/山口雅俊監督)、『ここは退屈迎えに来て』(18/廣木隆一監督)など。2019年1月19日(土)よりNHK『ゾンビが来たから人生見つめ直した件』(全8回)に出演。2月8日(金)公開のオムニバス映画『21世紀の女の子』では、竹内里紗監督作品『Mirror』で主演を務める。
火口のふたり~あらすじ
東日本大震災から7年目の夏、プー太郎の永原賢治(柄本佑)がボーっと釣りをしてると、田舎の父から電話(柄本佑の父、柄本明が声だけ出演)があり、佐藤直子(瀧内公美)が結婚するから故郷の秋田に、結婚式に出るため戻って来い!と言われます。離婚した後退職、再就職したものの会社が倒産してただなんとなく生きている賢治には時間だけはいくらでも有ったので、結婚式よりもずいぶん前に帰省し誰もいない家で寝ていました。
佐藤直子というのは昔の恋人で実はいとこ同士でした。
寝ている賢治の家のチャイムが鳴り響きます。帰省したのを聞きつけた直子が早速現れます。久しぶりの再開でした。直子は結婚後に旦那さんと住む新居用に、テレビとブルーレイレコーダーを買うのを付き合ってくれと賢治に頼み買い物に行きます。
そして帰りに直子の実家に寄ります。そこで引越し準備で片付けていたアルバムを二人で見ます。二人とも生まれたままの姿で楽しそうに、そして幸せそうに映るモノクロの写真たち。誰にでもあるあの頃がどんどん甦ってきます。
どこにでもいる青春真っ只中の二人の男女。しかし結婚を控える直子に対し距離を置いて帰ろうとする賢治に、直子は言います。
「今夜だけ、あの頃に戻ってみない?」
一日だけの約束で今をあの頃に戻した二人でしたが、次の日賢治が血相を変えて直子の実家にやってきます。スイッチが入った賢治にはもう直子の身体の事しか頭にありません。
結局は直子の婚約者が戻るまでの五日間だけという条件で、二人は寝る→食べる→SEXのリピート生活を極限まで堪能します。
二人の身体の言い分はお互いを欲している。しかし数日後に結婚という理性と身体の言い分との葛藤の中で二人が出した答えとは?
© 2019「火口のふたり」製作委員会
火口のふたり~ネタバレ、結末!
5日間の最後は二人でバスで小旅行?バスの中でも周りにばれないようにいちゃつきますが、直子の声がでかくてひやひや・・・やってはいけないところでするのも興奮の源なのでしょう。ホテルに着くと部屋のドアが閉まった瞬間に始めてしまったり、欲望のままに残された時間を精一杯愛し合う二人。
そして朝起きると直子は一人先にチェックアウトしてました。ホテル代は払っといたから、ちゃんと結婚式には来てね!という置手紙をおいて。
ところが賢治は次の日、直子の結婚式が延期になったと言う事実を知らされます。どういうことなのか直子に電話をして直子の家に行く賢治でしたが、ものすごい事実を伝えられます。
直子によると、結婚相手の自衛隊のエリートが仕事の都合で結婚式を延期したいと言ってきた。でも数ヶ月も前から予定を空けて式の日取りを決めているのに、その式を延期する仕事ってなんなの?と問いただす直子に、自衛隊員は極秘事項だから言えないと言い張ります。
どうしても納得のいかない直子は、彼に内緒で24のクロエばりに彼のパソコンのパスワードを当てて、中身を開きメールを確認すると、そこには
数日で富士山が噴火するから、結婚相手の自衛隊員に避難誘導、防災、事後処理などのリーダーになるよう任命されているメールを見つけます。
ええええええ~という展開ですが、それを結婚相手に問いただしたところ、人のPCを勝手に見るなんてありえない!今度やったら婚約解消だ~と言ったそうで、直子も明らかに彼に対する気持ちが離れていった感じです。
ラスト富士山が爆発する映像ではなく、子供が書いたような噴火の絵に爆音が鳴り響いて終わります。
荒井監督の原作者白石さんとのインタビュー記事に書いてありましたが、
日本が終ってしまいそうな時に、「身体の言い分」に身を委ねる二人がアナーキーでいいなと思いました。世間的な価値観や倫理じゃなくて、身体がしたい事をさせてあげようという。“自然災害=超自然”に対して、“人間の自然”で対峙しようという事ですよね。
という言葉が大きな意味でなんか頭の中にピンときました。
自然災害というけれども、それは自然の側からすればただの自然であって人間にはどうすることも出来ない。この先世界がどうなるかは分からないのだから、人間はこの二人のように欲に任せて人間らしく自然に生きる。(犯罪はだめですが^^汗)
そういうのもありかなと思いました。
© 2019「火口のふたり」製作委員会
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火口のふたり~感想。
地元吉祥寺で昨日時間があってみたのですが、半数以上は女性でした。松坂桃李の娼年も半分は女性だったらしいので、女性も普通にこのような作品を見れるようになったのは社会が成熟してきたと言うことなのでしょうか^^
世界が終わる時、誰と何をして過ごしますか?と言う予告動画の意味がラストに分かりました^^まさか富士山噴火とは・・・映画も終盤のほうで賢治が直子に生で出していい?と聞く場面があり、いいよ!と答える直子に自衛隊員への気持ちが無くなったのかなと思ったのですが、まさか生放出と富士山噴火をかけたなんてのは私の考えすぎでしょうかね?^^汗
冒頭の唄「早く抱いて」が流れてなんかとても心地いい入り方だし、この作品にとてもマッチしていいなと思ったのですが、序盤の直子と賢治の会話が説明文のようでちょっと感情移入しづらかった。二人だけでストーリーを観客に分からせないといけないので、序盤は物語を分かりやすくするために二人の会話でお互いの関係性などを伝えるのは許容範囲でしょうか。
ただ中盤からは二人のピロートークや食事中の会話、全てが心に染み入ってきます。特に佐藤直子役の瀧内公美さん。初めて見たのですが、この女優さんとてもいい演技でした。ちょっとこれから応援しようかな。
特にジーンと印象深かったシーンが、物語終盤のほうのピロートークで賢治が直子にビルの隙間や、バスの中で行為をしたり少しアブノーマルなのを快くいつでも受け入れてた直子に、直子もそういうの好きなんだろ的な事を言ったら、直子がじっと胸にためてたものをゆっくり吐き出すように賢ちゃんの事が好きだったからだよ・・
という吐き出す言葉は観客も予想はついてたけど、観客も終盤になると自衛隊じゃなくて賢治と直子に幸せになってもらいたいと、感情移入完了してしまってるので普通の言葉だけど、わたしはここでノックアウトでした。。。ラストの富士山がな~^^汗
映画全編で裸祭りみたいな感じでしたが、AVではなくいやらしさもあまり無かったです。SEXシーンもリアリティーがそれほど無かったというかただそれっぽくしてる感じでしたし。ただ狭い館内に直子のあえぎ声がこだますると、つい周りの観客を気にしてもじもじしてる自分が。。
中盤あたりで直子が賢治に、そういえば賢治の結婚式の後に死んだ賢治のお母さんが、本当は直子ちゃんと一緒になってほしかった!って言ってた。と言います。すると母さんがいとことの結婚をタブー視してなかったことを知って悔しがってもっと早く行ってくれよ~と言う賢治を見ると、本当は直子のことが大好きなのだけど、いとことの付き合いに後ろめたさを感じていて多分直子から離れていったのかなと感じました。
後結構笑えるポイントありました。バスの中で普通絶対ばれるやろ~ってとこで、直子の声が結構大きくもれてしまい賢治が周りを見渡すシーンなんかは柄本家ならではのコミカルシーンです。部屋に入ったとたん始める二人が、ちゃんと脱いでからベッド行けば?と思うのだけど賢治もズボンが脱げてない状態でやろうとするから、なんか運動会の競技みたいになってて自分としてはツボでした。
でも本人たちは必死なので、そこが更にこっけいさを生んでいました(笑)
最後にやはりいろんな方のコメント読むと、ラストの富士山爆発に話題が集まってるようです。富士山噴火は批判覚悟のインパクト戦術?良くも悪くも超インパクトありましたし^^とりあえず劇場で意外とあっという間に時間が過ぎてラストどんなかな?というところで富士山噴火だったので、正直時間おくまで心の整理がつきませんでした^^
でも二人の会話は何か自分の若い頃と重ね合わせてみたりで楽しかったです。正直もう一回みたいと思いました。
何なら続編作って婚約者の自衛隊員が富士山噴火から二人を救って死んでいく。そして直子の希望通り子供を産んで、二人はしあわせになるみたいなのどうでしょうか?
© 2019「火口のふたり」製作委員会
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