黒澤明監督の七人の侍のアメリカでのリメイク作品。続荒野の七人、新荒野の七人などの続編も製作されています。1960年の作品なので58年も前の映画ですが、今見てもとても面白い作品です。
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《荒野の七人》七人のガンマン
- クリス ・・・ ユル・ブリンナー
- ヴィン ・・・ スティーブ・マックイーン
- チコ ・・・ ホルスト・ブッフホルツ
- オライリー ・・・ チャールズ・ブロンソン
- リー ・・・ ロバート・ヴォーン
- ハリー ・・・ ブラッド・デクスター
- ブリット ・・・ ジェームズ・コバーン
荒野の七人 あらすじ
とあるメキシコの村にカルベラ率いる盗賊たち数十人がやってきます。ニワトリや穀物などを盗んでいきますが、村人たちは農民なので銃を持った盗賊たちに、はむかうことが出来ません。そしてその日は一人の村人が銃で殺されてしまいます。
このままではいつまでたっても言いなりのままで、村人たちも限界に達し長老との相談の末、長老の持っていた唯一の金目のものを微々たる金に町で替え銃を買おうということになります。
早速3人の村人たちが町へ向かいます。
町ではちょっとした揉め事が起こっており、その揉め事をクリス(ユル・ブリンナー)とヴィン(スティーブ・マックイーン)が見事な銃さばきを交え解決したのを目撃した村人たちは、クリスの元へ報酬は少ないけど自分たちの村を護衛してほしいと訴えます。
村人の訴えに最初は人助けに興味はないと言っていたクリスでしたが、村人たちの熱意に6週間20ドルという安い賃金で引き受けることを決意!
しかし数十人の盗賊を相手に一人ではさすがのクリスでも無謀なので、町で腕の立つガンマンをヴィンと共に探すことにします。威勢だけはいい若者チコ、ナイフと銃の両刀使いのブリット、金儲けしか頭にないハリー、腕はいいが今は追われてる身のリー、管理人の大好きなチャールズ・ブロンソン演じるオライリー、などそれぞれ事情はあるけれども腕の立つ7人がそろい村へと向かいます。
村に着き歓迎のお祭りのような儀式の際中、どうやら盗賊カルベラの偵察隊がうろついてるらしいと報告が入り、数名が確認しに行きます。そこで敵の偵察3人を殺しますがカルベラ本体は近くにはいないようなので、まだ時間があるとふんだクリス達は村人たちに銃の使い方を教えたり、村に囲いを作ったりといつ攻めてきてもいいように準備を急ぎます。
そしてついにカルベラとクリス達7人のファーストコンタクトの時がやってきます。手下数十人を引き連れたカルベラが村に向かってると情報が入り村人を含め7人の助っ人も準備万端!
村に入ってきたカルベラ一味にクリス、ヴィン、ブリットの3人が立ちはだかります。
カルベラ:何人いる?
クリス:十分に
カルベラ:新しい壁?侵入されたぞ。
クリス:閉じ込めるためだ。
カルベラ:聞いたか?閉じ込めるだとよ!俺たち40人をたった3人で
そこへ残り4人が登場し銃撃戦がは決まります。
結果的には7人が敵を多数倒しカルベラ達を追い払うことに成功しますが、まだまだカルベラはあきらめてはいませんでした、、、
七人のガンマン
荒野の七人 感想
始まって12分でユル・ブリンナーが最初のセリフを発しますが、とにかく渋い声を聞いて欲しいですね~、あまりイケメンに生まれなかった自分ですが、あのユル・ブリンナーの声があれば、顔さえ隠せばどんな女性も口説き落とせそう・・・汗
久しぶりに見てみたらやはり面白かったのですが、一つだけ気になったのが音楽です。というか音質です。とてもいいメロディーで映画にあってるのですが、最近の音質とは違い音楽が流れるときだけちょっと甲高い音に聞こえて少しボリューム調整したりしながらの観賞となりました。気にしすぎかもしれませんが・・・
あと物語に一つのプチラブストーリーが生まれます。チコと村娘のペトラ。最後この二人はハッピーエンドになるのですが、男と男の対決や銃撃シーンなどが多い中、ちょっとホッとできる二人の物語も良かったです。
荒野の七人 感想
★40代女性 ガイルさんの感想 ★★★★★
監督が七人の侍に影響を受けて作った映画ですね。西部劇の古い映像がノスタルジーを感じます。お金を受けとって雇われたただの用心棒なのに、その信念や死に様に感銘を受けます。若いイケメンが出演している訳では無いですが、とても渋くカッコ良い俳優さん達ばかりです。意外な人物が生き残ったり、用心棒達の人間関係も面白いです。
★40代男性 やまさんの感想 ★★★★☆
「荒野の七人」は西部劇の名作です。黒澤明監督の「七人の侍」の西部劇版としても有名ですが、初めて観た時にユル・ブリンナーの格好良さには驚きました。あのスキンヘッドが印象的でした。ストーリーはとても面白くて、登場人物のキャラクターも素晴らしい映画でした。七人の侍と比べて観てみても面白いと思います。分かりやすくて、楽しめる娯楽映画だと思います。
★30代男性 fuさんの感想 ★★★★☆
戦国時代の寒村から西部開拓史のメキシコへと移行した、大胆なアレンジには味わい深かいものがあります。ネイティブに対する差別や偏見もさり気なく糾弾されているのが、ジョン・スタージェス監督らしかったです。虐げられていた弱者を守るために立ち上がっていくガンマンの生きざまには、世代と国境を越えて共感出来ました。
※当サイトの配信情報は2020/12/29日時点の情報です。最新の配信状況は各配信サイトでご確認くださいませ。