《マイ・インターン》サヨナラ(さよなら)の意味は?あらすじ、見どころ(ネタバレ、結末含む)!

マイインターン チラシ表定年退職を迎えたデニーロ演じるベンに、キャリーウーマンのジュールズ役のアンハサウェイは全く見向きもせずに会社では邪魔者扱いするが、どんどんベンに吸い込まれ、いつしか全てを助けてもらう存在に変わっていく関係性が見どころです。

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《マイ・インターン》作品情報

マイ・インターンの映画情報

♠公開2015年
♠監督ナンシー・マイヤーズ
♠キャストロバート・デ・ニーロ・アン・ハサウェイ

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《マイ・インターン》あらすじ

ジュールス(アン・ハサウェイ)は、家庭を持ちながら何百人もの社員を束ね、ファッションサイトを運営する会社のCEO。女性なら誰しもが憧れる華やかな世界に身を置く彼女。 仕事と家庭を両立させ、まさに女性の理想像を絵に描いたような人生を送っているかに見えたが…彼女には人生最大の試練が待っていた。そんな悩める彼女のアシスタントにやってきたのは、会社の福祉事業として雇用することになった40歳年上の“シニア”インターンのベン。 人生経験豊富なベンは、彼女に“最高の助言”をアドバイスする。次第に心を通わせていく2人だが、彼の言葉に救われたジュールスには予期せぬ人生の変化が訪れるのだった。フィルマークスより引用

妻に先立たれたシニア男性、ベンが定年退職後、たまたまチラシでシニアインターン募集を見かける。何の企業か詳細のわからないまま、新しいアパレル通販会社に採用になり、飛ぶ鳥を落とす勢いのネットベンチャーを一代で築き上げた若き創業者、ジュールズの直属秘書となる。

自分のあふれ出るアイディアを新規ビジネスの展開にいかそうと、まわりの疲弊もいとわずに突き進むジュールズに、周囲は経営リーダーとしての資質を疑い始めてしまう。そんな彼女と周囲のギャップを埋める方法を、豊富なビジネス経験から得た知見から、さりげなくジュールズに伝えていくベン。ビジネスの停滞に焦るジュールズは、私生活までもつまずいてしまう。

妻を失い、人生の孤独を知るベンは、ジュールズの家庭の危機をもフォローしていく。ついに彼女が下した会社のための決断を前に、ベンは彼女に「 I never had anything like this in my life.This big, beautiful, exciting thing that you created.(私は人生でかつてこんなことを経験したことはない。君が作り上げた、こんな、大きく、美しく、興奮するようなことは、だ)」と励ます。

ベンもまた、ネット企業で働くことでfacebookを始めたり、若き同僚たちとの交流から刺激を受け、新しい人生を生きなおしていたのだった。

《マイ・インターン》サヨナラの意味は?

《マイ・インターン》公式より

最初見たときあれ?と思ったのですが、

映画中に2回日本語の<サヨナラ>という言葉が挨拶で使われてましたが、寿司の話題も出てくることからデニーロふんするベンやジュールズが日本好きの設定なのかな?

それとも普通に寿司や日本語の<サヨナラ>をあちらの方は、日本人が外国語をカタカナで表記して使ってるように意外とポピュラーな感じで使ってるのかなとも思いました。

ただネットで検索してみると、ナンシー・マイヤーズ監督がインスタなどで友人に<サヨナラ>という言葉を挨拶代わりに使っていると言う解説もありましたので、そちらの影響かもしれません。

いずれにしても日本人としては、外国で日本語がちょっぴりでも溶け込んでいると思うと嬉しい限りです。

マイインターン チラシ裏

《マイ・インターン》名言!見どころ

同僚のデイヴィスがベンの家に来たときの会話。

デイヴィス:ハンカチっていったい何に使うの?全然わかんないんだけど。

ベン:ハンカチは必需品だぞ!それを知らないなんて犯罪だ。持ち歩く最大の理由は人に貸すためだ。

なるほど!ちょっと納得でした^^

見どころ

ロバートデニーロがインターンで働いていた会社の建物は、実は定年まで働いていた会社の建物だった、と告白するところです。

地道にこつこつと勤め上げた自分の人生を誇示することでもなく、しかし今の立場を卑屈になることもなく、ただインターンとして若者が中心となって生き生きと働いているアン・ハサウェイの会社に貢献したい。という純粋な気持ちが表れているところがとても好きです。

会社の売却や自分がやりたいことを継続できるかどうか、というハサウェイの悩める心をそっと後押ししたような気がしています。

流行の最先端のファッションの通販会社が生き残っていくには、センスとやる気と戦略が大切なことは勿論ですが、このインターン制度のように多様性のある人材を広く募集して、ありとあらゆるリソースを活用することが、自分のやりたいことを事業として成り立たせていく大切な要因なのだと実感しました。

そのためには、一見どのような役に立つのか、と疑問視されるような人材でも、どこかに活躍の場があるものだと前向きな気持ちになる映画でした。

《マイ・インターン》見どころ~ロバート・デニーロ演じるベンのお洒落な人間味。

《マイ・インターン》公式より

ロバート・デニーロが演じるベンの色気に魅せられます。こんな素敵な年の取り方をしたいとつくづく思わせられますね~。

70才で悠々自適の日々に飽き足らずシニア・インターンに応募し、若い社員が多いベンチャー企業に入社するというだけでもすごく意欲的です。それだけでなく過去の経験値と持ち前のユーモアで職場の若い社員たちの公私にわたる悩みを解決していく様子が素晴らしい。

求められてもいないのにでしゃばって余計な口出しをしたり偉そうな態度をとったりする老人を目にすることは多いものですが、控えめでありながら求められればさりげなく的確なアドバイスを行い職場の雰囲気も良くしていくのはすごいことです。

また、ベンの「正しいことをするのに、間違ったことはない」名言だと感じました。

映画の中でアン・ハサウェイ演じる社長のジュールズの運転手を買って出たときに、ジュールズが指示した道順ではなく、もっと速い道順があることを伝えるシーンがありましたが、このシーンに限らず、この言葉に基づいて行動するシーンがたびたび見られます。

ただ、それが頑固に自分の主張を押し通そうとするのでなく、さりげなく主張している点ができそうでできないことで感心しました。

常に予定が溜まり家族との時間も持たずに生き急いでるジュールズは、人に頼ることをあまりせず、社長なのに残業で最後まで残るシーンでは、部下であるベンだけが社長の帰りを待ち共に帰る。考え方が古いのかもしれませんが、1人人がいるだけでどれだけ救いになるか。

ジュールズのお迎えにいくだけではなく娘を家族かのように可愛がり、ジュールズの代わりになるような対応をする。何か強く言うわけでもなく、ただそばで支えになるベンの目の演技にとても感動させられました。

誰もが本音で話してしまうような、いつしか会社の人気者になり、裏での努力を見せつけられる映画です。

ネタバレ、オチ、結末になりますが、主人公のベンがインターネットの洋服販売のシニアインターンに応募したのは、実はここはかつて自分の職場だった電話帳の会社だったからです。

日本では定年延長や高齢者の再雇用が推奨され、かつての上司がかつての部下につかえねばならないシーンが増えてきている。そんな時代だからこそ、この映画から学ぶことは多いと思う。年長者には豊富なビジネス経験がある。

そして、トレンドを周知し、意欲的な若者には、新しいニーズを生み出すセンスがある。理想の会社とはビジネスを発展させ、社会に有益なサービスを生み出すことならば、双方が持ち味を発揮しやすい環境をつくり、お互いを尊重しあいながら働くことが出来れば、高齢化社会を逆手にとって、まだ成長できるというヒントがこの映画にはあると思う。

《マイ・インターン》を見た方の感想

★40代女性 ショコラさんの感想

まず、ロバートデニーロをキャスティングしたところが良かったです。ゴッドファーザーに代表される強面なイメージが自分の中であったのですが、こちらの映画の
デニーロには可愛くてキュンキュンさせられました。

アンハサウェイもファッショナブルでキュートでした。女性オーナーだからこその他人には見せない悩みや弱さなどもわかるなーと共感できるころでした。
見所は、シニアインターンとしてきた、デニーロ様とアンハサウェイ演じる女性オーナーが、徐々に心を開き、友情を深めて相棒のようになっていく過程が面白かったです。

こういう理解者がいたら最高だなと思いました。シニアなので、困ったこともあるけれど、シニアだからこその経験に基づいた賢さとかもあって、懐の大きさを感じました。
高齢化社会になってきていますが、こんなシニアインターンが居てくれたら職場環境がすごくよくなるんだろうなと社会問題も絡めて考えさせられました。

マイ・インターンから、働くことの楽しさや苦しさを改めて考えさせられましたが、何よりこの映画をみた後、自分の心がとても優しい気持ちになっていました。
プラダをきた悪魔の逆バージョンとも言われていますが、働いたことがある大人の皆様にオススメしたいハートフルな一本です。

★20代女性 エムさんの感想

まず、ロバートデニーロがとってもお茶目なおじいちゃんのキャラクターを演じているの、可愛すぎてハマりました。

若い男性社員から、そんなカバンに何入れてるの?みたいにバカにされた時も、気にせず、すごくクラシックでレトロなお気に入りの仕事グッズをカバンから丁寧に取り出して教えてあげてて感動しました。

いまどきのガジェットなどは一切なく、最初は私もこの時代にこんな大荷物って思ってたんですが、大切に物を長く使うことってとってもカッコいいんだなぁと思いました。朝起きてから、きちんとたくさんの柄や色のデザインがあるネクタイを1つ選んで、スーツと合わせて、オフィスへ向かうシーンもなんだかジーンときました。

ラフないまどきの若者もカッコいいと思っていましたが、かっちりしたおじさんスーツがめちゃくちゃカッコいいです。一方でアンハサウェイに、ネットの使い方など教えてもらって頑張ろうとする、新しいものを取り入れる姿勢も素晴らしかったです。