舟を編むの動画配信!
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舟を編むのあらすじ!
オープニングは都会のビルの群れが映ります。
この映画の舞台である1995年の東京です。
外壁に蔦が四方から生えるような古い社屋を構える玄武書房の辞書編集部で一人の男性が退職したいと言っています。
彼の名前は荒木公平です。
荒木は辞書編集部を取り仕切る国語学者の松本に
「自分の後任はもう決めてあるから大丈夫です」
言い、入社五年目の西岡正志を指します。
しかし彼は「右」という言葉の意味をぱっと頭に思い浮かべて述べることが出来ず、この部の先行きは不安です。
荒木の妻は体調が思わしくなく、定年退職した後は妻の面倒をみたいという荒木の後任探しが始まりました。
「右という言葉を説明出来ますか」
と手当たり次第に人を捕まえて話しかける荒木ですが、まったく相手にされずあげくには
「この会社で辞書も作ってたんだ」
と驚かれる始末です。
昼休みになり西岡は恋人の三好麗美から
「うちの部署の変人をそっちの部に連れていって」
と言われます。
麗美が指差す先に居た眼鏡をかけた男性の名前は馬締光也。
麗美が言うには、彼は入社五年目で大学は言語学部を卒業しているのですが、担当は営業なのに口下手で本屋に売り込みができないとのこと。
西岡は馬締が少し気になりました。
その後、西岡から彼の話を聞いた荒木は
「まじめでないと辞書は作れない」
と言い馬締を呼び出します。
荒木が「右」について説明をさせると戸惑いながらも馬締は
「西を向いたとき北に当たる方」
と答えます。
そして念のためにと今度は懸命に辞書を捲る馬締の様子を見て、荒木は馬締を辞書編集部へ誘いました。
資料室には言葉の意味を書かれたカードが百万枚あり、まるで言葉の海。
今、辞書編集部のメンバーは「大渡海」という辞書の製作を目指しています。
この大渡海には「今を生きる辞書」というテーマがあり、言葉は時代の流れと一緒に生まれたり死んだりするという松本の言葉に馬締はとても感動しました。
ある日、馬締が独り暮らしをしている早雲荘へ帰宅すると、普段は彼になついている野良猫のトラが美しい女性に抱かれていました。
満月の灯りの下、どこか寂しげに遠くを見つめる女性の事が気になった馬締の拙くも大真面目な言葉の旅が始まります。
言葉の意味を知りたいと辞書を捲る時、それはあなたが誰かと深く繋がりたい時。
言葉の先には誰かの温もりがあると思い出させてくれる作品です。
舟を編むの感想!
★20代女性 リリーさんの感想 ★★★★☆
この映画はちょっと古い年代を舞台にしているので、昭和レトロな雰囲気が好きな人にはとてもおすすめです。テーマが国語辞典の制作なので、基本的にゆったりとしていて激しいアクションなどはありません。心を落ち着けて映画を観たい時にいいと思います。私は宮崎あおいちゃんが好きなのですが、出てきた途端に映画が二倍面白くなったように感じました(笑)オダギリジョーのちょっとぶっきらぼうなキャラクターもいい味出してましたね。恋文のシーンが素敵なので注目して観て欲しいです。
★30代女性 しまさんの感想 ★★★★★
淡々としたストーリー運びですが、辞書編集の現場がかなりリアルに表現されていて面白かったです。松田龍平さん演じる辞書編集者が少しずつ、辞書を作り上げてゆく事にやりがいを感じ始め、四苦八苦しながら仲間と完成させてやっと発売までたどり着く所に感動しました。あまり話の主軸ではないですが宮崎あおいさん演じる料理人との恋愛場面も素敵でした。
★20代女性 ちんさんの感想 ★★★☆☆
三浦しをんさんの同名小説が原作ですが、松田龍平さんが主人公の役にぴったりとハマっています。辞書づくりという一見地味に思えるお仕事がテーマですが、最後まで飽きることなく観ることができました。宮崎あおいさんも可愛くて素敵でした。見終わった後に、夫婦っていいなあと思えるような、しみじみとしたいい映画でした。
★20代女性 ぱっとさんの感想 ★★★★☆
なんとも言えない空気感の映画です。こういう空気感の映画に松田龍平は最適な俳優さんだと思います。また、不器用な姿、まっすぐに好きな事にのめり込む姿、どれも魅力的に感じます。さらにこの映画は画がとても美しいです。古い建物にしても、とても魅力のある姿に映り、住んでみたいとさえ思ってしまう。なかなか味のある映画です。また辛い模写もあり、心が揺さぶられるのでなんともクセになります。
★20代女性 Monro333さんの感想 ★★★★☆
2012年本屋大賞に選ばれているため、期待大で観ました。まず、キャスティングが最適でした。特に松田龍平さんの演技、変わった真面目人間役。とても自然で引き込まれます。最初は地味な映画だなと思っていましたが、クスリと笑えるところもあり、物語が進むとともに、人の成長も楽しめます。途方もなく疲れはてた時に、また見返したいと思える内容です。
★30代男性 fuさんの感想 ★★★★☆
元になっているのは三浦しをんによる長編小説になり、石井裕也監督によって映画化されています。国語辞典「大渡海」の編纂に10年を超える年月の中で心血を注ぎ込む、愚直な編集者たちの生きざまが感動的です。松田龍平扮する馬締光也と宮崎あおいが演じている妻・香具矢が紡ぎだす、一途な夫婦愛にもほっこりさせられました。
★40代女性 makoさんの感想 ★★★★★
とある出版社の辞書を編集する部署でのお話で、物語はどちらかと言えば派手ではなく、淡々と話は進んでいくのですが、松田龍平が扮する馬締光也が、その辞書の編集作業にある意味異常なくらいの集中力でのめり込んでいく様に引き込まれましたし、辞書の編集は、ものすごく根気がいる作業であるところの描写が面白かったです。