父、昇平(山崎努)の70歳の誕生日会。久しぶりに集まった娘たちに母:曜子(松原智恵子)から告げられたのは、中学校校長も務めた厳格な父が認知症になったという事実だった。
長いお別れの配信情報!
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長いお別れ~あらすじ
遊園地に佇む1人の老人、この物語の主人公、東昇平である。
彼の視線の先にはゆっくりと回る古びたメリーゴーランドがあった。
場面は変わり、居間に家族が集まっている。父と母と2人の成人した娘、みんな三角の帽子をかぶっている。父昇平の70歳の誕生日、久しぶりに母の曜子から呼び出された姉妹、姉の名前は麻里、妹は芙美という。
楽しい宴が始まったのも束の間、昇平の異変に気がつく姉妹、どうやら数ヶ月前から認知症の症状が出ているらしい。姉妹は心配しつつもそれぞれの生活が忙しく、昇平の世話は曜子に任せきりになっていた。
そんなある日、ワゴンカーで食べ物の販売をしている独身の芙美のもとに曜子から連絡がくる。昇平の友人が亡くなったので、葬儀についていって欲しいとのこと。葬儀に連れて行かれた昇平は、親しい友人が亡くなったにも関わらず、葬儀の席で「誰が亡くなったんだ?」を繰り返し、頼まれた弔辞も断らざるを得ない状況となる。
芙美とは違い、結婚している姉の麻里は、旦那の仕事の関係でカリフォルニアに住んでいた。麻里は慣れない赴任先で、一人息子の崇と旦那との関係に悩んでいた。そんな中、昇平を心配して帰国することを決意。渋々付いてきた崇は、初めは不服そうにしていたが、昇平とはなんとなく馬が合い、漢字の知識が豊富な昇平のことをマスターと呼んで仲良くしていた。
その頃「帰りたい」という言葉を繰り返すようになった昇平。曜子、麻里、崇は昇平の故郷の家に昇平を連れて行くことにした。しかし昇平はあまり喜ばず、崇と縁側に並び「最近色んなものが遠く感じる」と話す。
「家に帰りたい」と言いながら徘徊をするようになった昇平、ある日そんな昇平を探していた芙美は、中学の同級生、道彦と再会する。芙美は道彦と親しくなってゆく。
時は2011年、東日本大震災が起き、日本の放射能を心配した麻里は、昇平と曜子に帽子とマスクの着用を指示する。それを身につけて買い物に出かけた2人は、万引きを疑われてしまう。もちろん曜子は否定するが、昇平のポケットからは商品が出てきてしまう。芙美が迎えに来てなんとか帰宅するも、認知症は少しづつ悪化していた。
芙美と親しくなっていた道彦は、離婚した妻と子供に会い、よりを戻しつつあった。寂しさを感じた芙美は、思わず昇平の前で涙を流す。そんな芙美に優しい言葉をかける昇平。万引きの一件で不安になった家族は、昇平にGPSを持たせることに。ある日また行方不明になった昇平はなぜか遊園地にいた。
長いお別れ~ネタバレ、オチ結末。
そこで冒頭のシーンに繋がる。昇平は見ず知らずの幼い姉妹と一緒にメリーゴーランドに乗っていた。そういえば、昔一度だけこの遊園地に来たことを思い出した母と娘たちは、嬉しそうにメリーゴーランドから手を振る昇平を見ながら、昇平の「帰りたい」ところは「あの頃」だったのかもしれないと気がつく。
そんな中、昇平を支え続けていた曜子に異変が生じる。なんと網膜剥離を患っており手術が必要とのこと。昇平のことを心配して気が進まない曜子を芙美が説得して、曜子は入院することになった。
その間、芙美が昇平の世話をしていたが、なんと昇平は怪我をして入院することになってしまう。しばらくして曜子は無事退院したが、昇平は誤嚥性肺炎に罹ってしまう。人工呼吸器の選択を迫られた家族は、昇平の気持ちを考えて断ることを決意。
そんな中昇平が誕生日を迎え、病院でお祝いをすることになった。もちろん三角の帽子をかぶって。
そして最後、場面は崇が通う学校の校長室へ。登校拒否を続けていた崇が校長に呼ばれたのだ。そこで崇は祖父がなくなったことを話す。校長は、認知症は少しづつ記憶をなくし、身近な人が遠くへ行ってしまうような気持ちになる「長いお別れ」だと教えてくれた。
長いお別れ~ロケ地
長いお別れのロケ地情報ですが
MOVIE FUNがさんが詳しく載せていただいてたのでご紹介させていただきます。