元旦の風物詩的なドラマになった相棒元旦スペシャルですが、2021年もやってまいりました!2021年のスペシャルはシーズンの第11話で「オマエニツミハ」!予告動画見ても期待せざるを得ません。楽しみです。
相棒《2021元日スペシャル》 見逃し無料動画情報
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配信状況 | 無料お試し期間 | |
U-NEXT | ✖ | 31日間 |
Paravi | ✖ | 2週間 |
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相棒《2021元日スペシャル》 あらすじ
ある日、都内の河川敷で、鎌田(永嶋柊吾)という区役所に勤める男の撲殺死体が発見される。さっそく捜査に乗り出した右京(水谷豊)と亘(反町隆史)は、犯人とおぼしき人物が「右足をひきずっていた」ことを知る。
そんな中、右京は、自分をつけ回している中年男がいることに気付く。その男が『こてまり』にまで現れたため問い質すと、仁江浜(岸谷五朗)というフリージャーナリストだと名乗る。聞くと仁江浜は、右京が“数々の難事件を解決している伝説の刑事”という噂を聞き、取材させてもらうつもりだったという。すげなく断わった右京だったが、仁江浜はすんなり引き下がりそうになかった。
さらに、撲殺事件の現場にまで現れた仁江浜が、“少年犯罪”と“正義”について、右京を挑発するような議論をふっかけてくる。そこには、別の狙いがあるようにも思えた。ほどなくして鎌田には、中学時代、無差別に人を襲った罪で少年院に入っていた過去が判明。
捜査一課は、かつて鎌田に襲われた被害者による復讐の線も視野に入れ、捜査を続行。すると、鎌田の暴行で大怪我を負い、人生を狂わされた被害者の一人である瀬川(趙珉和)という男が浮かび上がる。伊丹(川原和久)と芹沢(山中崇史)は、目撃証言とも人物像が一致する瀬川にあたりをつけ、接触を試みるが、その矢先、まったく予想していなかった緊急事態に見舞われる。さらに瀬川は、次の犯行を予告するようなことを口にしていた。そして、再び右京の前に現れた仁江浜は、またも右京を試すような言動を取り…!?
相棒《2021元日スペシャル》 感想
いきなりの爆発現場からの右京さんの登場に目を惹かれた。そうかと思ったらガサ入れのシーンになって、「どんなつながりになっているんだ?」と毎回同様見えない展開から始まった。これが最後にはつながるのだから面白い。
パズルのピースがピタリとハマった感覚を受ける視聴者も多いのではないだろうか。そして一旦、平穏な日常に戻るわけだが、この平穏な日常に見える中にも伏線がビシビシと張り巡らされていたりするのでプロットがしっかりとしている『相棒』では気が抜けない。
最初のうちに岸谷五朗氏が姿を現したのには少々びっくりした。この時点では何かしら今回の事件に関与するのだろうなと漠然と鹿思っていなかった。それにしても岸谷氏の登場で、初代相棒の寺脇康文氏のことを懐かしく思い出された。
また、映像が多くのTVドラマのようなハイビジョン撮影ではないのか、映画のような画質がこの作品に重厚感を与えていると思う。内容だけでなく映像画質にもこだわっているところが見て取れる。
いつもの捜査一課の2人が容疑者の一人を追い詰めながら、自殺という結末になったわけだが、その時の内村刑事部長の対応が面白い、というか興味深かった。先日襲われ命拾いしてから性格が変わってしまった表面上は。
今回の不祥事を起こした2人に対する対応もあたかも善人がおこなうであろう処分だ。だが視聴者の多くが思っているだろうが、何かしら裏があるのではないかと感じざるを得ない。
『相棒』の場合、各回の不思議な点が最終話につながっている、すなわち各回が最終話への伏線になっていることも多いので、もしかすると最終話でこうした疑問点の解決が見られるのではないかと楽しみでもある。
笑えたのは不祥事を起こした2人の謹慎中のリモート。車中での変装はなかなか笑えた。物語が進んで行くと予想していたように岸谷氏扮する仁江浜が事件に関係していることが判明。防犯カメラに向かって顔をさらし、メッセージまで残すというなんと大胆不敵なのだろうと感じた。
複雑に何本もの伏線が絡み合っていたのが徐々に解れていき、事件の中核が見え始めるところまで来るとちょっとしたアハ体験のような感覚を覚える。視聴者もこうした感覚を覚える方は少なからずいるのではないだろうか。
犯人の最後の告白には心裂かれるような辛いものがあった。犯罪であるがものの、人情的には犯人の気持ちが痛いほどわかるが故に、心にズンと来るものがある。しかし、最後は何かしら視聴者に問題提議を投げかけるようなエンディングには作品視聴後にも考えさせられるものがある。