日本統一29～あらすじ、ネタバレ、結末。そして気になる氷室と棟方の関係は？馬場は敵？味方？

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日本統一29　キャスト
日本統一シリーズ、これまでのあらすじ
日本統一29～あらすじ
日本統一29～ネタバレ結末！
日本統一29～感想

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日本統一29　キャスト

- 本宮泰風
- 山口祥行
- 大沢樹生
- 松田一三
- 北代高士
- 小柳心
- 飛鳥凛
- 藤原喜明
- 樋口隆則
- 菅田俊
- 小沢仁志
- 監督：辻裕之
- 脚本：村田啓一郎

日本統一シリーズ、これまでのあらすじ

神戸に本拠地を構える侠和会は、日本最大のやくざ組織である。日本極道会の統一を目指す侠和会は氷室蓮司、田村悠人の二人を中心とする山崎組一門の決死の戦いにより、日本全国に領土を広げていった。だが組織の拡大に伴い内部に亀裂が生じ、二代目会長工藤雅信の出身母体である工藤組は解散、工藤会長は若頭川谷雄一に後を託し自ら引退の道を選んだ。こうして川谷を３代目会長とする新体制が発足し、氷室は若頭に、田村は若頭補佐に就任した。ALL IN ENTERTAINMENTより

それからまもなく、元工藤組組長渡部圭太は巻き返しを図るべく氷室と川谷を次々と襲撃した。計画はいずれも失敗したが、渡部は執行部内で孤立していく木島を抱き込み侠和会の分断工作を開始する。

一方関東最大組織丸神会においては侠和会との衝突に慎重論が根強く、これに不満を抱く奈村が反侠和会という共通の旗印のもと渡部一派と接近。そして木島は侠和会舎弟頭馬場の懐柔に動く。不穏な動きを察知した氷室は木島を管轄する兵庫ブロック長の渋谷に内偵を命じる。木島、林、たかなしの3人は渋谷を殺害した。渡部一派は馬場会長を祭り上げ侠和会から引き抜いたメンバーと丸神会のなむらを加えた新団体、侠尽会の結成をもくろむ。

だが渋谷の殺害と工藤会長の不参加をめぐり会議は紛糾し、侠尽会の結成は先送りとなる。氷室は侠尽会の切り崩しを図り、村上組の解散など着実に成果を上げていくが、名古屋において侠和会土岐組と、侠尽会重光一家、熱田組、奈村組が衝突。この抗争に侠和会、丸神会双方が介入し、氷室と丸神会の棟方、丸神会理事長補佐の鶴見の間でお互いの縄張りを侵食しないことが取り決められる。

氷室はその条件として奈村の殺害を棟方に迫った。棟方の活躍で奈村組は壊滅するが、奈村は逃亡。そして氷室の命を受けた坂口丈治、権田陵一は、重光一家と熱田組を壊滅に追い込み名古屋における侠尽会勢力は一掃されたのであった。

起死回生を狙う渡部は侠和会の手の伸びていない北陸制覇を計画する。福井の3大独立組織のうち、喜多越組は侠尽会に加盟するが、神山一家の神山総長は奈村の誘いを拒否した。この情報をつかんだ氷室は神山一家と協力して、喜多越組への攻撃を開始する。

丸神会にはカジノ利権の横取りを狙う荒巻議員から圧力がかかり、三田は北陸抗争を静観するよう執行部に伝達する。氷室との約束を重視した棟方は三田の意向に逆らい不服意で奈村を襲撃するが失敗に終わり、窮地に追い込まれていく。

一方氷室は田村をリーダーとする暗殺部隊を編成し、渋谷殺害の実行犯、たかなし、林を次々に殺害、ついに主犯の木島を殺害して復讐を遂げたのであった。

渋谷の墓前に復習を果たした報告に集まった侠和会の面々の前に、神山一家の神山総長が現れこんないい若手がいる侠和会の末席に自分も加えて欲しいと言い、氷室は喜んで！と返事をします。と、そこへもう一人の人物が現れます。渡部らにそそのかされ侠侭会の長に祭り上げられた馬場伊左雄でした。険悪な雰囲気で29へと続きます・・・

日本統一29～あらすじ

渋谷の墓前で復讐を終えた侠和会の面々の前に現れた侠尽会の馬場と氷室が向かい合っているところから、29の物語は始まります。

馬場：氷室！も～ここらが限界や！

氷室：オジキ、すみませんでした。

馬場：拝ませてもらうで～

氷室：どうぞ

とそこにトラが、おい馬場こらあ～とつっかりますが、田村がトラの顔を4発ひっぱたき馬場にすみません！と詫びを入れます。

馬場：しゃーないやないけ～カシラ～説明したって！！（笑顔で）

実は、氷室や川谷が以前襲撃を受けたところは内部の人間しか知りえない情報だったところから、氷室は断定は出来ないけど、周りに執行部への不満を平然と漏らしたり、波紋になった渡部とも頻繁に会ってることなどから、木島が怪しいとにらんでおり、木島とも親しい馬場にお願いして、もし木島が接触してきたら話に乗っかったふりをしてくれと頼んでいたのです。

その頃渡部と倉本の二人きりになった侠尽会では、手の内が筒抜けだった理由が馬場だったことが分かり、渡部がぶち殺してやると切れています。

そして侠和会の会議では、馬場の情報から侠侭会は渡部と倉本くらいで兵隊もおらず、喜多越組さえつぶせば北陸は手に入るとの事から一気に攻め込むことになります。丸神が動けない今がチャンスとばかりに一気に攻め落とす作戦です。

ところがそこに阿蘇一家総長の黒木元誠から一つの情報が入ります。丸神をしばってた民衆党代議士の荒巻大助が丸神の若宮らの罠にはまり、ちょっかいを出せなくなったとのこと。荒巻大助は赤ちゃんプレイが大好きで、若宮に指示された風俗嬢が赤ちゃん用のミルクに睡眠薬を混ぜ荒巻が眠ってる隙に、風俗嬢を血まみれにして死んだように見せかけ、風俗嬢を殺したことを内緒にするかわりに余計なことをするなという罠でした。ただ馬場がそこで一つ気になることを言い出します。これだけのことしたんだからあいてる本部長の席をくれと・・・川谷は北陸が片付いたら考えると言いましたが、氷室や田村も顔をゆがめて困った顔になりました。その直後馬場は犯人不明のひき逃げ事故で死んでしまいます。渡部の仕業かとも思いましたが、侠和会では馬場が死んでも騒ぎになっていないことや、直前に川谷、氷室、田村のまずいことになったと言う顔から、侠和会が暗殺したのでしょう。

ALL IN ENTERTAINMENTより

侠和会は、丸神が荒巻代議士をはめた事で、川崎のカジノ誘致に関する縛りが無くなった事で北陸にせめて来ると認識。氷室はとうとう棟方と戦わなければならないと不安になります。できれば侠和会に入って欲しいと思っているからです。

一方丸神の会長も棟方を呼び出し、奈村を殺して侠和会への借りを返して、ついでに喜多越のシマも取って来いと命令します。喜多越のシマは侠和会も狙っているので、棟方にとっても氷室との対決を避けたいが、丸神の一員として命令には背けないと苦悩します。

また渡部と倉本二人になった侠尽会は起死回生を狙って、北陸に向かいます。喜多越、奈村、大井を杯直しで子分にし侠尽会を旗揚げすると気が狂ったように言います。倉本はだんだん渡部の狂気に嫌気が指してきます。

北陸に入った丸神会の棟方が、奈村の暗殺と喜多越を取るために、侠和会にも喜多越にもついてない我尊会会長の海部真一郎と会います。そして喜多越のシマを譲り受ける条件で丸神会に手も貸すことを決意します。

丸神会と我尊会、侠和会と神山一家、二つの勢力に挟まれた喜多越では渡部と奈村がなんとか一致団結を促しますが、巨大勢力二つにはさまれ、喜多越組長と大井は弱気になり始めます。そして倉本は気が狂った渡部が恐ろしくなりその場から逃げ出します。

そして逃げた先は我尊会の海部のところでした。しかしそこにいた棟方が助けて欲しければ土産をもって来いとどつきます。助かりたい倉本は棟方の言うとおり奈村を割烹料理屋に呼び出します。そして呼び出された奈村は棟方に瞬殺されます。そこに氷室と田村が出てきて棟方と話し合いますが、お互いの代紋にかけて北陸からは手を引けないと・・・

日本統一29～ネタバレ結末！

ALL IN ENTERTAINMENTより

そして棟方は拳銃を取り出し氷室に渡します。これで撃ってくれと。それが一番良いんですと。。。しかし氷室は拳銃を置いてその場を立ち去ります。

その頃田村とトラは倉本を拷問して渡部の杯直しの情報を得ます。そして誰も来ない杯直しの場に一人待つ渡部のもとに来たのは、侠和会3代目川谷でした。笑いに来たのか？という渡部に川谷は長い付き合いや、己の始末は自分でつけろと拳銃を渡します。渡部は川谷に銃を向けますが、ここに来る前に先代に会ってきたという川谷の言葉に崩れ落ち自分で命を絶ちます。

まさにその頃、喜多越、大井は氷室、棟方に席を設けられ、喜多越組は解散、喜多越と大井は引退。それ以外の手打ちは応じられないと迫り、二人とも引退を決意します。喜多越のシマは侠和会と丸神会の分割統治となり、お互い一歩もひけないとこから譲り合った形で落ち着きます。

氷室も川谷も喜多越のシマを侠和会と争ってでも取って来いと言われた棟方の立場が心配でした。そして丸神会の本部では案の定、棟方が会長にどやされます。兄弟分の丸神会理事長補佐の鶴見といつものバーで変な気を起こすなよと釘を刺された棟方でしたが。。。

ところかわって、黒木が荒川議員とあっています。丸神会がカジノの川崎誘致に絡んでいるのと同じで、荒川議員は長崎にカジノを誘致したいと思っていて、侠和会の黒木に相談していました。川崎の川崎電鉄が議員や丸神に金をばら撒いている情報をつかんだ黒木は、その資料を荒川に渡します。しかし荒川は丸神会に赤ちゃんプレイの件ではめられていてあまり動きが取れません。

そこに突然現れたのが野党第一党の女代議士豊川真由子でした。党は違うけど同じ長崎出身で地元にカジノ誘致をしたい超党派の議員連盟で、彼女が丸神とつながりのある樋口議員に質問をして、川電の社長だけでなく、丸神の三田会長まで証人喚問に呼び出そうとしてるようです。

そして丸神会では樋口議員の秘書が、豊川真由子がすべての金の流れや、やくざとのつながりを知っていて、全国生中継の予算委員会でぶちまけるから大変だと騒いでいました。侠和会が動いたらしいと分かると、そもそも侠和会にカジノ情報を誰が流したかということになり、棟方が責められます。棟方は少し怒り気味に、自分の証は自分で立てますと言って出て行きます。

棟方が向かったのは氷室と川谷のところでした。豊川の国会質問をやめさせて欲しいと頼みに来ました。それができないならと刃物を取り出し川谷に向けます。そこへ田村が入ってきて棟方に銃を向けますが、氷室が間に入り待ってくれと田村に言います。この人は死にに来たんだよと田村が氷室に言います。最後は刃物を自分に向け腹を刺そうとする棟方ですが氷室に止められ崩れ落ちます。。。

そしてニュースでは豊川真由子議員が運転手に暴言暴行をしてる録画データが流され、豊川議員は入院する羽目になり離党届を出します。、国会でのカジノに関する質疑は行われませんでした。丸神の若宮の仕業でした。棟方の嫌疑が晴れて喜んだ鶴見でしたが、三田会長と共に入ってきた沖田学が会に届いた棟方の脱会届を皆に見せます。

またそれだけではなく、棟方率いる横浜の藤代組ごと侠和会の傘下に入ったと知らされます。事実上の侠和会の関東進出が始まったことを意味しました。そして侠和会の幹部会では棟方が最高顧問として侠和会に移籍したことが報告されます。

ずっと胸につかえていた氷室と川谷もやっと棟方が侠和に入ってひと段落。いつもの南風に向かいます。そこで川谷が言います。ここで俺たちが飲むのは今日で最後だと。。。氷室と田村がどういうことかと尋ねると、女将が答えます。うち、お店閉めて親分の家に入ります。と・・・氷室と田村そして川谷までもがお～～と大声で盛り上がります。

そこに氷室に組から電話がかかり店の外で話をしますが、なんと棟方が旅館で遺書を残し自殺をしたと・・・

29終